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ホームシェアリングについて
投稿者:こえきち 投稿日:2004/08/11(Wed) 14:16
今度の介護保険制度見直しの論点の中にも出てきますホームシェアリングとショートステイの違いがあまり見えてきません。
ホームシェアリングの場合は個室を使って定期的な(例えば1ヶ月ごと)滞在をして、その後はまた自宅に戻るといった形で人や家族の不安を軽減して入所待機の解消をねらっているとのことですが、ショートステイでも同じような役割があるように思えます。http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaetai/20040428sq21.htm
この記事なんかを読むと余計に混乱してきます。
何か報酬などの点で差がつくのでしょうか?
ご教授よろしくお願いいたします。
Re: ホームシェアリングについて
masa - 2004/08/11(Wed)
15:38
ホームシュアリングとショートステイの違いという理解ではなく、ショートスティの利用の仕方が現在一般的に行われているやり方とは運用を違う方法で行い、ショートスティ自体を、今後制度内に位置づけられる「在宅でも施設でもない」第3カテゴリーのサービスに位置づけようとする試みがホームシュアリングなんです。
つまり現行のショートステイの問題点として列挙できる事柄は
1.緊急時(家族が病気など)に申し込んでも空きがなく入れない。
2.回数が少ないし、時間が短い。
3.介護の内容が安全管理と時間的処置に終わり、入所していて本人が楽しいと思えるものではない。
などとして利用者本人の満足度が低いサービスとも言われており、同時に利用者本人より家族の休養のために理由付けられる利用が多いことも指摘されていたわけです。
一方、高齢者介護研究会報告においては、「地域の様々なサービス資源を高齢者の生活圏域を単位に整備し、結び付け、そので・・・必要なサービスが切れ目なく提供できる体制を実現していくという視点が必要である。」と指摘されています。
そこでショートスティを現行のようなその都度の切れ切れの計画での利用ではなく、あるベッドを特定の利用者が複数であらかじめ確保しておくことにおいて、在宅生活を継続する中で、ある期間だけ生活本拠を施設内に置くことにより、より容易に地域での生活が継続でき、ショートスティ自体も地域の「サービス圏域」の一つとしてそれぞれの圏域単位で必要なサービスの提供が完結するようなきめ細かい取組を進めることができるということを目指したもので、特別養護老人ホームへの入所申込者を対象とし、在宅担当のケアマネジャーによる一貫したケアマネジメントの下、本人・家族・サービス提供事業者の参画によりケア方針を立て、これに沿って訪問介護等の在宅サービスと施設への短期入所といったサービスを切れ目なく利用することによって、安心できる在宅生活を支援するものなのです。
ですから現行のショートが必ずしもこの事業の主目的と合致した機能を発揮しているものではないことが一番大きな要素なのです。
なおこの事業は先に北海道奈井江町・鳥取県西伯町「「ホームシェアリング方式」導入試行事業」(未来志向研究プロジェクト)で行われ一定の成果が見られたことから全国展開が予定されています。
Re: ホームシェアリングについて
よっこ - 2004/08/11(Wed) 19:39
二人一組で一ヶ月交代という事ですが、このふたりの在宅プランは当然違うわけで、在宅サービス事業所にとっては、一ヶ月交代でサービスが発生したり中止したりでは、正直やっていられないのではないでしょうか。一ヶ月その人のために空けて待っているわけにはいきませんから。そうなると、在宅戻っても在宅サービスが受けられなくなる可能性があります。そのところどう考えているのでしょうか。
Re: ホームシェアリングについて
masa - 2004/08/12(Thu)
09:15
ホームシェアリングを何もそう固定的観念で捉える必要はないんですよ。
記事の例はたまたま二人一組で一ヶ月交代というものですが、要はショートスティの利用を現行のルールのみならず、常に複数の一定の登録者が臨機応変に使えるように確保することであり、例えば年間計画であらかじめ何月〜何月という組み合わせを複数人数で組み合わせ1年のベッドを確保することも考えられるし、その地域、利用者の状況に応じて可能な組み合わせで対応することにより、ショートスティが居宅サービスという位置づけのみならず、宿泊機能を持った居宅サービスの中で第3カテゴリーに近い使い方ができるための機能のバージョンアップであり、そこことによって
>在宅戻っても在宅サービスが受けられなくなる可能性があります。
こういうことはなく、あらかじめ一定期間の生活の本拠が施設にある時期を前提にして居宅サービスを組み込む、ということで、実際モデル事業でも効果がある、とされているものですから、あとは現場のケアマネージャーさんを中心にそのことをいかに生かすかです。
サービスメニューが増えることを、そう否定的見地から捉えるのみでは多様化する利用者のニーズに対応していくことはできませんよ。使い方を考えるのはあくまで利用者であり、それをサポートするのがケアマネの専門知識なんですから。
Re: ホームシェアリングについて
こえきち - 2004/08/13(Fri) 10:36
つまり、現行のショートステイを見直すということでホームシェアリングを在宅サービスとして位置づけていくということですね。よく理解できました。
そこで次は運用のことなのですが、今までのショートステイの利用の仕方はできなくなってしまうということでしょうか?
つまり、masaさんの指摘されている
>1.緊急時(家族が病気など)に申し込んでも空きがなく入れない。
ということが本当にホームシェアリングで解消できるのかなあと思ってしまいます。
よっこさんのからも指摘されていることですが、大枠は理解できたのですがその辺があやふやなのです。
現状のショートステイのベッドも確保しつつ、何床かをホームシェアリングとして活用するということならば、しっくりくるのですが。
現状、ホームシェアリング化しているベッドもあるので、この制度自体を否定的に捕らえているわけではないのですが、もし、すべてのベッドがホームシェアリングになってしまったら、施設が入所を前提に受け入れやすい人を抱え込んで、そうではない人がサービスを使いにくくなってしまうことも考えられます。
どこの施設もそうだと思いますが、重度化してきている利用者の介護負担は、措置のころに比べて格段にあがっていますよね。入所される利用者を受け入れる際、なるべく介護度が高くて、介護負担のかからない利用者が本音ではいいと思っているのではないでしょうか。
実際の現場では3:1の人員配置では足りないぐらい走り回っている現状です。
そんな中ででのホームシェアリング。。。施設としてはモラルがためされるのかなあ?
Re: ホームシェアリングについて
masa - 2004/08/13(Fri)
10:56
現行のショートスティがなくなるわけではありませんし
>現状のショートステイのベッドも確保しつつ、何床かをホームシェアリングとして活用するということならば
このような考え方に近いのですが、だからといって全ての施設がホームシュワリングを行わなければならない、ということではありません。制度の中にホームシュワリングという新たなショート利用ベッドの使い方の形態を設け、そういう方法を行うこともできる、というものであり、その地域、施設によって行うか行わないか検討されることでしょう。
全国展開とは、こうした方法をモデル地区以外に全国的に実施できるようになる、という意味です。
Re: ホームシェアリングについて
こえきち - 2004/08/13(Fri) 15:57
よく理解できました。ありがとうございます。
要するに自分の施設でのベッドの使い方の選択肢が増えることになるということですね。
Re: ホームシェアリングについて
masa - 2004/08/13(Fri) 16:04
そのように解釈しています。この全国展開や制度上への位置づけの詳細部分は不確定な部分がまだ残っていますが、いずれにしてもショートのベッドの活用の選択肢が増えると理解してよいと思います。
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