特別養護老人ホーム 緑風園
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回想法について

投稿者サキ 投稿日:2003/01/29(Wed) 17:20

情報発信のページを見ると、回想法を行っているようですが、指導者、方法、対象者、効果などを教えていただけないでしょうか。

Re: 回想法について

masa - 2003/01/29(Wed) 18:34

回想法は痴呆のお年寄りなどに生活の活性化が図れるなどの効果があるということで以前から取り組みたいと思っていたんですが、具体的方法がわからない部分もあり、悩んでいましたが、先日この地区のケアマネ会でそれに関する講演があり、ビデオを使って回想法を行う方法があることを知って、療育音楽とあわせて取り組みを始めました。メニューは「痴呆予防〜軽度・中度者向け」と「中等度〜重度向け」とあるんですが、始めたばかりなので「痴呆予防〜軽度・中度者向け」を行っています。当初ビデオで指導ができるか不安でしたが、お年よりの皆さんは、画面を食い入るように見て、出演者の問いかけに声を出して答えています。私たち職員は、理解できない部分の補足をしたり、ビデオを内容に合わせて停止し、今まで出ていた話題から皆さんの昔話を広げたり、ちょっとした関りで進行できるので、誰でも手軽に指導できるという利点があるようです。効果は今のところ図れていませんが、普段無表情の方の表情が回想法を行っているときは豊に変化したり、発語の少ない方が大きな声を出したり、お話の少ない方が生き生きと話す場面を見ていると「あなどれない」という思いを持っております。昨日は昔のご飯の炊き方を振り返りながら、燃料(炭)の話で盛り上がりました。

Re: 回想法について

BOB-2003/01/29(Wed) 21:55

回想法については指導者は医師でといわれていますがこれは全てがその通りではないでしょう。
特に施設入所者であれば職員が過去を思い起こさせるという事も機能を果たします。
うちの施設では重度痴呆の方に対して進行を止めたいが為に入所の時に御家族から過去の状況を特に詳細に聞きます。
そして会話の中で過去のことをいっぱい聞くようにします。
もちろん反応があります。遠くの記憶から始めてなるべく近い過去に触れるようにしていきます。
痴呆は治りませんが進行を遅らせることは出来ます。
対象者はもちろん地方性高齢者です。(対象者なんていうのは愚問じゃないですか。)
効果については目に見えないものです。はっきり出来るものではありません。
つまり、進行は止まらないのです。
遅らせることが使命なんですよ。

これについては結果を見つけるには時間が必要です。
様々な事例を見ながら結果を見続けるというのが痴呆性高齢者に対する処遇(この言葉はいけないかもしれませんね)と考えます。
因みに痴呆性高齢者については回想法のほかにもうひとつありますが名称は忘れました。
しかし、これがメジャーみたいですね。

Re: 回想法について

BOB -2003/01/29(Wed) 22:27

>指導者は医師でといわれていますが

すみません。
指導者というべきではないですね。
そして、言われてるわけでもありませんでした。
いわゆる、精神科の範疇の中での療法と考えて下さい。
少しアルコールと共に変なことを言ってしまいました。

Re: 回想法について

役場PT大渕- 2003/01/30(Thu) 08:49

回想法についての効果なりは、masaさんBOBさんお書きの通りだと思います。加えて、私自身の経験から少々・・。

回想法により、高齢者さんに(場合によっては驚くような)反応が引き出せますが、同時にそういう高齢者さんに対する私たちスタッフの側のイメージなりが、大きく変わります。これは大きいです。ですから、回想法なりを実施した後に、短くともスタッフだけの話あいの時間を持って、そういう参加者さん方への私たちのイメージの変容についてとか、今後のケアにどう活かしていこうか?なんてことを、具体的に言葉にするようにしていました。

2点目は、↑に続く部分ですが、回想法が回想法実施時間で途切れるのではなく、その場で得た参加者さんへのイメージやコミュニケーションの方法なんかを、日頃のケア場面にどうつなげて活かしていくか?ということを、絶えず意識していました。そのためにも、実施後のスタッフが、自らの感想なりをきちんと言葉にする、という過程が重要でした。

3点目、これは回想法に限らず、園芸療法でもペット療法でも同じですが、何か目新しいことをやっている、という意識があるうちは、とても効果があるように感じられるものです。それが、目新しさも薄まって回想法の場面自体がすっかり日常生活の一部に埋没してしまっていくと、あまり効果が感じられなくなったりします。要するに、マンネリ。その防止のためにも、実施後のスタッフによる・・(以下、同文)

私の勤めていた老健では、回想法場面が入所者とスタッフの間のコミュニケーションを量的にも質的にもグッと高めてくれて、そのうち入所者さんから、「飯がマズイ!」とか「同室者の○○さん、どうにかしてくれ!」みたいな、不平不満・注文が、遠慮なく聞かれるようになった、なんていう効果?もありました。

手前味噌ですが、拙HPでは http://homepage3.nifty.com/MYKAIGO/tisiki(22).htm に、上に書いたこと以外も含めて、○○療法について、というテーマでまとめてあります。よろしければ・・。

Re: 回想法について

masa - 2003/01/30(Thu) 15:04

大渕さん(あえて先生とは呼ばずこう呼ばせて下さい)の指摘事項は大変参考になります。心して取り組みたいと思います。加えて、ホームページを拝見して下記の言葉が重要と思いました。

>○○療法の実施時間や実施時期が終れば、またベッドやテーブルにぽつねんと過ごす時間が待っているのでしょうか?
 それならば○○療法なんてしなくても、日頃の当たり前の生活援助場面で、豊かな会話や交流のあった方がずっと良いですよね?「○○療法を実施する時間を確保するために、生活援助がおろそかになる」そんなことだけはさけたいものです。

これ、注意します。

Re: 回想法について

Mr.M - 2003/01/30(Thu) 16:59


masaさん
「○○療法の実施時間や実施時期が終れば、またベッドやテーブルにぽつねんと過ごす時間が待っているのでしょうか?
 それならば○○療法なんてしなくても、日頃の当たり前の生活援助場面で、豊かな会話や交流のあった方がずっと良いですよね?「○○療法を実施する時間を確保するために、生活援助がおろそかになる」そんなことだけはさけたいものです。」

結構ズシリと感じますよね。
私なんかガンガン自己嫌悪(反省)です。
だから大渕さんみたいな「先生」が好きなんですよ。

Re: 回想法について

役場のオヤジ大渕 - 2003/01/30(Thu) 17:21

masaさん、Mさん、あたたかい過分なお声かけ、ありがとう!サキさん、脱スレ御免。
でも…へへ、「言うだけ・書くだけなら、サルでもできる」(^_^;

 所詮、私は高齢者介護の現場で責任をもって自らの役割を果たしている立場ではないので、いらんことまで見えたり感じられたりすることもあるんだとは思います。でも、それだけのことですよ。せめてお忙しい現場の皆さんに、その気づき?を役立ててさえいただけたら…と、いつも思っています。

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