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地域ケア会議はどうあるべきか

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投稿者masa 投稿日:2003/06/21(Sat) 10:47

介護問題は時として悲惨な事故や事件に繋がるものもあり、その解決に向けての取り組みは最も重要な課題である。
この掲示板でも、他の板でも、在宅介護の困難ケースは在支などの行政との協力を含め地域ネットワークで解決を図る必要性が強調されてきた。介護保険制度は全ての高齢者サービスを包括したものではなく、困難ケースに対してはケアマネの活動のみでは限界があり、行政、特に在宅介護支援センターの果たすべき役割は大きい。
その中で地域の介護問題の最終的なセーフティネットとして「地域ケア会議」は重要である。しかし果たしてこのセーフティネットとしての役割が機能しているだろうか。「地域ケア会議」は各地でどのように進められているのだろう。ただ単に事例検討の場、で終わっていては意味がないし、実質的に問題解決につなげ得るように、地域ネットワークにおけるケア会議参加メンバーの役割の認識、共通理解、具体的方法論、連絡体制、介護問題の通報・発見の手順を持っていなければならないと思う。
地域ケア会議」は開かれていれば良いというものではない。そういう実効の伴う取り組みに必要な意見、情報等についてご意見を是非、お願いします。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

クロッカス - 2003/06/22(Sun) 01:26

私が過去、地域ケア会議に参加して感じたことは、地域ケア会議の本来の目的に叶っていないのではないか?という印象を受けました。
といっても、取り組み出してまもない頃だったので致し方ないかもしれませんが・・・。
まるで、研修目的でその上サービス事業者のお付き合いの場に近いものでした。○月○日と予定が決まっていて、大勢の人数で地域が広すぎて本当の意味での地域の問題を解決する場にはほど遠い感じがしました。
私が感想を述べたことは、「校区内で問題提議できないでしょうか?」と言うことです。
在宅介護支援センターから反れるかもしれませんが、私は地域のボランティアグループのなかで、これこそ地域ケア会議だと実感することが多々あります。
校区内の地区社共を中心として校区のボランティアさんの集まりで高齢者の集いを支えているのですが、この定例会には、市の保健士さん、地区社共の代表者、民生委員さん(高齢者担当・障害者担当・子供担当)、老人会の代表、ボランティアさん、他のグループのボランティアさんも時々来られます。
民生委員さんからこんな困っている人がいます。という話題がでることも多いです。
「じゃぁ、話し相手に週1回おじゃましましょうか?」というボランティアさん・・・。
「この方は、介護保険のサービスを受けたほうがいいのでは?」という話題も・・・。しかし、地域のコミニケーションズには参加しても介護保険のサービス利用は拒否している。家族や本人のお気持も尊重して、日頃、送迎でお手伝いしている人なら、困っているあたりを傷つけずに聞き出せるかもしれない。じゃぁ、私がその役割を担いましょう。という○○さん。
もし、専門的なことで情報ガ必要になったらクロッカスさん、よろしくという調子です。
そこで、在宅介護支援センターがこの校区のすぐ傍にありますので、そこへ声をかけましょう。と・・・。
ふれあい祭りの時には、同じ校区内にある支援事業所の友人へ音楽療法の協力を…。地域のお年寄りをできるだけ誘い出しましょう・・・。
私は、地域ケア会議というものは、身近な生活に密着した地域のなかで、必要に応じて求められるものと感じています。
難しいことはまだまだわかりません。
でも、遠くの親戚より近くの他人といいますが、同じ地域に住むもの同士が援助しあえるものがあればいいなと思うばかりです。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

クロッカス - 2003/06/22(Sun) 01:55

私が所属する市では、在宅介護支援センターの市や基幹型を交えての地域ケア会議は毎月行っています。
私はまだ参加しておりませんが、相談員さんから内容を教えてもらいます。
事例検討会に近いもののようです。
事例検討会はケアマネ連絡会でも毎月あります。
担当者会議とは目的が違ってくると思います。
事例検討会は、サービス計画の取り組み方の共通認識を得ることが目的になるのでしょうか?
以前にH市で地域ケア会議への疑問を投げかけたときに、個別に困難事例を解決するには、必要な社会資源を招集して地域担当者会議を開きますよ。と言われました。
私はまだよくわかっていないのですが、この地域担当者会議こそが地域ケア会議ではないのかなって思ったのですが、考え方が違うと指摘されました。
そうかなぁ・・・。とよくわからない私です。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

masa - 2003/06/22(Sun) 08:17

その地域では地域ケア会議を事例検討、地域担当者会議を実際の困難ケースへの対応と分けているんでしょうか?本来の形ではないと思うし、そんなに機能分化を細かくしてしまうと現場の担当者も混乱すると思うもですが。地域ケア会議でいいじゃないですかね。
私はクロッカスと同意見です。
それと事例検討は決して否定しているわけじゃないんですが、実際のケースに対応できるような参加者の共通理解と役割分担、方法がしっかりメンバーで把握できる方法でなくては意味がないと思います。定例で地域ケア会議を開いて事例検討をしています、という実績だけを追うような姿勢は問題だと思っています。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

二上 浩 - 2003/06/23(Mon) 18:51

今日の午後、高岡市議会で「移送問題」に関する質問が実現しました。
時間が取れたので傍聴に出かけましたが、質問時間に間に合いませんでした。
帰って「在宅介護支援センターとはどこに行くのか」を読み返していましたら鷲見さんの発言の中から

>● 「地域ケア会議」は基幹型在介センターが関係者に呼びかけて開催する会議をいいます。という部分を見つけました。
必要なときに、基幹型センターに働きかけて、関係者に呼びかけていただいて、開催していただくという会議ですね。
気軽に問題提起(相談)してもよろしいのではないでしょうか?

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

兼任CM  - 2003/06/23(Mon) 21:56

このたび長年勤めた施設を退職し,有限会社が経営する居宅介護支援事業所に転職しました。これにより地域ケア会議に参加することがなくなりました(当面ですが…)
施設在職中には行政担当者に「地域ケア会議を活性化しよう」「ケアマネが抱える困難ケースを多様な専門職の集まりである地域ケア会議の場で検討しよう」とずっと働きかけをしてきました。その結果として今年度から地域ケア会議の運用が大きく変化しました。必ず議題には困難ケースの検討が加えられ,担当のケアマネが参加して問題提起を行い,課題解決に向けての検討が行われることになりました。
やはり地域ケア会議は,介護保険を一つの社会資源として,出来るだけ多くの社会資源を活用して利用者の問題解決をするという,本来の意味でのケアマネジメントの実践の場だと思います。したがって私もmasaさんの言われるように地域ケア会議がもっと活性化し,実質的な活動ができるようにしていくべきだと思います。その手段として二上さんが言われる「気楽に問題提起してもよいのではないか」という考えに共感いたします。やはり舞っているだけでは前進しませんよ。時には先頭を走って引っ張ることも必要になります。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

keizou- 2003/06/24(Tue) 01:20

78.情報提供:地域ケア会議と困難ケースの検討、政策的課題提言への道
http://www.sala.or.jp/~keizou/tiikikea/tiikikea.htm
を参考にしてくださるとありがたいです。

 
浜松市の場合、2001年度から開催された。3地区に分けられ、それぞれ年4回の開催となり、以前の全体で3回よりも濃い密度のものとなった。
 目的としては、「介護予防・生活支援の観点から、要支援・要介護高齢者及び要介護となるおそれのある高齢者を対象に、効果的な予防サービスの総合調整や地域ケアの総合調整」(「浜松市地域ケア会議設置要綱」)としている。
 それぞれの地域ケア会議の委員は長寿支援センター2名、医師2名、地域型支援センター担当者8名、社会福祉協議会担当者1名、介護支援専門員連絡協議会代表1名、サービス事業者連絡協議会代表1名、民生委員代表1名、訪問看護ステーション代表1名である。さらに市の関連部署の担当者が、健康増進課(保健所)1名、保健予防課(保健所)1名、介護保険課1名、生活福祉課1名、障害福祉課1名、高齢者福祉課1名出席する。事務局は長寿支援センター(基幹型在宅介護支援センター:市直営で市の一部門)である。構成員についてはずいぶん工夫されている。特に、医学的観点の重要性から、医師の参加を要請する設定にしたことは意義が大きいと言えよう。

 そして、議題の中心は処遇困難事例検討となっている。時間的にも会議の大半の時間を費やして、ずいぶん突っ込んだ議論となっている。また、手順においても、事前に一定の様式(検討課題・問題点等、年齢性別、世帯分類、医療状況、障害の状況、経済状況、援助・かかわりの経過等記載の要点;A4版一枚)にて資料を作成し、検討課題、問題点等が明確されるように提起されている。また、資料は参加者に事前に配布され目を通すようになっている。こうした工夫の結果、実際の議論も論点が整理されて進んでいると言えよう。
 事例検討では、独居老人などの生活困難、サービス利用の継続が困難、暴力・虐待・介護放棄などのケースで約7割を占める。また、疾患的には精神疾患、人格障害がらみが多いことがあげられる。また、家族状況については、独居、高齢者世帯が多く、同居であっても、同居者が精神疾患やアルコール依存症がらみなど不安定な家族状況であることが多い。

中略

 さらに、三つのケア会議でだされた全ケースについて、ケースの概要及び相談内容と検討課題・問題点等と、検討の結果及び今後の方針・課題を整理した「困難事例のまとめ」が後で出されて、以下のような政策的な課題なども確認されている。こうした点も、言いっぱなしにしないで、課題を整理して積み上げようとする工夫であろう。

 以下略
 
 こうしたケア会議の取り組みが恒常的に積み上げられているので、困難ケースが出たときの地域型と基幹型(長寿支援センター)との連携は日常的なものとなってきています。

 しかし、一般の居宅介護支援事業所と長寿支援センターとの連携はそこまではいっていません。まだまだ周知されていません。

 私自体は昨年は委員同僚に替わったので出ていなくて、今年からまた委員になりました。明日が初回会議です。新しい動き等あったらご紹介します

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

福生のケアマネくん - 2003/06/24(Tue) 08:53

私も地域ケア会議に参加できなくなり数ヶ月が経ちましたが、当地では月一回、支援センターの連絡会の中で行なわれていました。
困難ケースの発表になってしまい、真新しいことには発展してなかったのですが、より中身の濃いものや地域の居宅介護支援事業所も当事者であれば当事者意識の中で参加したいものです。
 それから、先日、介護保険事業者連絡協議会の訪問介護部会が支援センターとの情報交換会(連携強化のため)の打診を部会長が行なったのですが、あっさりと拒まれてしまいました。「基幹型から1名でればいいでしょ」という感じです。これでは地域型の在支相談員と顔の見えない(顔も知らない)電話でのやり取りしか出来無い可能性も多少あり情けなくなりました。連携連携はいつも、おまじないです。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

masa - 2003/06/24(Tue) 09:23

keizou さんの情報発信をみると浜松市における地域ケア会議の事例検討は実際の困難ケースへの対応の視点が具体的に例示されていることを見ても、大変意義深い方法をとられていると感じました。特に
>医師が出席するので医療的な側面から検討することもしばしばあった

という点や、消費契約法、権利擁護制度の学習と手続きのについてまで言及している点は特筆ものです。こういう形で参加委員の共通認識や役割分担がはっきりしてくると具体的な支援の連携にも繋がるのでしょう。
しかし、そういう視点にかけ、事例検討が形式的で地域ケア会議の回数をこなすだけのものになってしまえば意味がなく、具体的なメンバーの役割や困難ケースに対する支援の共通認識、共通言語がいまだ形成されていない実態は是正されていかねばなりませんね。うん、頑張って取り組んでみます。地域ケア会議の評価は、本当に地域のセーフティネットとして、困難を抱える住民の援助を行うことができているのか、という結果が全てですから、ただ漫然と開催していてもほとんど意味がないし、福生のケアマネくん がいわれるように連携が、おまじない、お題目で実体がない、ということであっては存在意義がないと思いますし。

PS.兼任CMさんが転職なさっていたとは知りませんでした。新たな職場で大変なこともおありでしょうが、ご活躍を期待しています。兼任CMさんのことですから、福生のケアマネくん(同じような形での転職でしたね) 同様、心配はまったくしておりませんが、常にエールを送っています。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

丹波ささやまkaigo - 2003/06/24(Tue) 19:50

最近レスポイントが遅くて、議論が進んでいくうちに恥ずかしくて参加できない状態が続くいます。その原因の一端は、自分の仕事が見えていないんじゃないかと思っています。この地域ケア会議も今までは参加者の立場で自由な発言が出来ていたのですが、この4月から主宰側になったため、現在の当市の取り組みでいいのか自問自答しています。
 構成メンバーは、keizouさんから報告のあった浜松市とほぼ同じですが、活動の内容は随分と貧弱なように感じています。一応、困難ケースを土台に議論しているのですが、地域や行政の組織や連携の話になると問題解決のための方策への議論が進んでいかないジレンマに陥っているのが現状でしょうか?
 先日、在宅介護支援センター運営協議会(年1回)を開催いたしました。その席上で地域ケアシステムのあり方にいろいろなご意見をいただきました。ここ数年、当市でも一人暮らし高齢者の行方不明や火事による負傷があったりすることが相次いでいます。先日も痴呆性老人の方が行方不明になって約10Km離れた民家でうずくまっていたのが3日経過して発見されたケースがございました。地元では、警察・消防団・自治会等が捜索をされたのですが、発見が遅れた原因を考えてみると、@その家庭の情報を知りえるものがいなかった。A問題がある世帯に関わらず地域での認識がなかった。B小学校区内での捜索に限定していた。等々の原因がみつかりました。地域ケア会議を持つ意味を考えて行くときに、地域の現状や課題を議論することが必要だと思っています。その意味で、本年度から地域型の在宅介護支援センターでケース検討会を定例化して、その中での困難ケースをケア会議で議論していこうとの方針を次元は低いですが取り組んでいます。

話は少し横にそれますが、本日兵庫県在宅介護支援センター連絡協議会の総会があり神戸市の方へ出向いていました。その席上の、在宅支援センターのあり方について現状報告がございました。運営補助金がH16年度から一般財源化になるようで、委託の社福等の運営されているところはどうなるのか?この点について質疑が出ていました。ますます、補助金がなくなれば市町村間で差が出てくる結果になるのではと心配になっています。幹部の方は、地方分権の流れで仕方がないと容認するような発言もございましたが。地域ケアシステムの構築を考えるとき在宅介護支援センターの位置付けが非常に重要な役割を担っていくことは明白ではないかと考えています。これでいいのか?と疑問をもちつつ帰路につきましたが釈然としない気持ちになっています。

 福生のケアマネさんの呼びかけに対して「基幹型でいい」との拒否理由は理解できない内容ですね!地域型の支援センターの相談員の顔がみえないで連携は本当にオマジナイになってしまいますね!再度強烈な申し入れを行って動かしてください。この際、市への関与も要請してみてはいかがでしょうか?

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

Mr.M - 2003/06/25(Wed) 09:34

在介センターに属す者として、ネット上でも「地域ケア会議」「在介センター」の話題がドンドン出ている事にとても感謝の意を持っています。
先週末、長崎県において在介センターの九州大会が開催され、台風到来にもかかわらず、多数の皆さんが参加されました。
その中でも「地域ケア会議」は大きく取り上げられた内容であり、まだまだ各地で暗中模索の状況であることも明らかになりました。

九州大会が終了し本日まで当地では2回地域ケア会議を開催しました。「介護予防事業の展開」「事例検討」と内容は異なりますが、地域に「密着」した検討事項が主内容です。地域のニーズとは、やはり土地土地で異なりますので、在介センターの役割も地域ケア会議の役割も微妙に違ってくることは当然のことで、それらを同機能させるかという関係機関等の意識も重要だろうと思います。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

keizou- 2003/06/25(Wed) 23:33

本日の地域ケア会議で、「処遇困難事例対応に係る懸案事項」という文書が出され説明されました。この文書は、13、14年度の2年間、地域ケア会議での困難事例の検討から出された課題を長寿支援センター(基幹型在宅介護支援センター)でまとめたものを、浜松市在宅介護支援センター運営協議会で検討され確認されたものとのことです。
※浜松市在宅介護支援センター運営協議会とは、市の公的会議で、@在宅介護支援センター事業計画、活動状況審議、A政策的課題等協議をするところ。年2回開催。

処遇困難事例対応に係る懸案事項

1 関係機関の連携強化
@ 医療(医師・医療ソーシャルワーカー等)との連携
・医療ソーシャルワーカーの地域ケア会議出席を検討

A 在宅介護支援センター・保健福祉センター・市関係各課の連携
・一人暮らし高齢者等の情報共有化
・効果的なサービス提供のためのケアカンファレンスの開催
・保健・医療・福祉部門の連携強化を調査研究

B 民生委員・地区社会福祉協議会・NPO・ボランティア団体などとの連携による地域ケア体制(見守り体制)の構築
・民生委員・地区社会福祉協議会等との意見交換(できることからの具体的連携模索)
・地区社会福祉協議会役員の地域ケア会議出席検討

2 精神障害事例の対応方法の確立
@ 精神科医との連携強化(相談体制の充実)
A 精神科医の地域ケア会議出席を検討

3 緊急入所(ショートステイ)体制の確立
@ 特別養護老人ホーム優先入所指針を踏まえた介護保険施設との入所調整方策の確立
・先進都市の対応策調査研究(輪番制による緊急ショートステイベッドの確保,市委託によるベッド確保など)
4 在宅介護支援センター機能の強化
@ 居宅介護支援事業者(ケァマネジャー)との兼務による在宅介護支援センター機能の強化対策
・ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討

 ただし、4の「ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討」については、委員(私)から異論が出されました。
 そもそも居宅介護支援費の設定が、在宅介護支援センターの相談員を兼務することを基準として算定された経緯があります。今回の介護報酬改訂で一定の増額をしたとはいえ、大幅な事務的作業量の課題が課せられているの中で、その作業増を踏まえれば基本的には改訂前と比べて大幅に増額されたとはいえません。
 ですから、「ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討」するのならば、在宅介護支援センターへの国庫負担以上の財政的援助も必要です。現に、進んだ市区町村では、ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限をするかわりに、地域型在宅介護支援センター補助金を出していたりします。そうした援助もなしに、ケアプラン作成件数の制限といっても机上の空論となりますと指摘しました。地域ケア会議委員長の長寿支援センター課長さんも、うなずいていらっしゃいましたから、併せて検討してくださると期待します。

 また、「2 精神障害事例の対応方法の確立」については、以前から、多くの委員から希望が出されている点です。他の項目、いずれも、やはり、必要性が指摘されていた諸点で、こうした課題が公的に確認されていっている積み重ねに、事務局の長寿支援センターのみなさんの粘り強い努力を感じています。

次は、在宅介護支援センター運営協議会でも、地域ケア会議でも確認されるだろう(他の3地域ケア会でもそうなるであろうので)懸案事項を実現していく取り組みが期待されます。もちろん批評家ではなく自分もその前進に寄与したいです。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

丹波ささやまkaigo - 2003/06/26(Thu) 08:47

>居宅介護支援費の設定が、在宅介護支援センターの相談員を兼務することを基準として算定された経緯…兼務職員のケアプラン作成件数の制限をするかわりに、地域型在宅介護支援センター補助金を…
 このような経緯があったことも知らなかったのはお恥ずかしい限りです。当市の場合は、全て市直営の在介のため補助金については考えが及んでいませんが、14年決算からみれば65,000千円の持ち出しになることを考えれば、委託の場合の補助金は当然考慮をしていかなければならないと思っています。

 浜松市でも精神障害事例の対応方法の確立が大きな課題になっているようですが、当市においても知的・精神障害の援助方法について再三議論してきましたが結論に至っていないのが現状です。市に昨年度に障害者支援センターが開設して活動しているのですが連携がとれずにいます。この課題は全国的な問題と再認識いたしました。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

keizou - 2003/06/26(Thu) 09:13

46.6/4厚生労働省交渉(陳情)高齢者福祉関係2001/7/19」
http://www.sala.or.jp/~keizou/kousyou/kousyou.htm
○ケアマネ業務の算定基準について

福保労:ケアマネの介護報酬の算定基準はいったい何か?

厚労省:他のサービスは措置時代の実績水準を参考にして計算したが、居宅介護支援はなかったので、在宅介護支援センターの経費を基に兼務することで換算した。」

 ただし、この居宅介護支援報酬については、公的などこかの資料にもっと詳しく算定基準が述べられていたと思います。そこでは兼務率も何割とはっきり書いてあったと思うのですが、誰か知りませんか?教えてください

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

Mr.M - 2003/06/26(Thu) 09:57

>この居宅介護支援報酬については、公的などこかの資料にもっと詳しく算定基準が述べられていたと

私も朧気ながら記憶してます。確か、担当75名?から以前の介護報酬が算定されたという資料を見て、なぜに担当50名標準なのに75名で計算されているのか?・・・などの疑問を持ちました。
どの資料だったかな?調べて見よっと。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

二上 浩 - 2003/06/26(Thu) 18:59

>地域型在宅介護支援センター補助金を

美味しいところだけつまみ食いです。
高岡市(富山市も)のコーディネーター制度は、在宅介護支援センターが本来内包している地域活動に、独立した予算をつけたものと理解しています。

再掲ですが、
http://www1.tcnet.ne.jp/kaigoken/newpage2nixyu-sutokusixyuu.htm
地域むけのニュースです。

ところで、何故か地域福祉を担当しておられる課長補佐に気に入られてしまいました。
近日中に、「隠密地域ケア会議」が実現しそうです。(何が出てくるか怖いのですが・・・)
今度も基幹型のお二人さん同席してくれるのかな???
またご報告いたします

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

クロッカス - 2003/06/26(Thu) 22:55

私の住所地は中核都市の指定を受けていますが、基幹型在宅介護支援センターがありません。
地域型在宅介護支援センターの活動はおのおのに頑張ってはいるようですが、それぞれの連携体制はというと疑問です。
しかし、なぜ、基幹型ができないのかとある方の意見では、地域社協の活動がしっかりしていて必要ないとのこと。それでは困ると、何とか在宅介護支援センターの働きを認識して、基幹型在宅支援センターができる方向へ提言したいと言っておられました。
確かに、地域社協の活動は地域に密着しています。
私も裾野でボランティア協力をしていますが、ボランティア組織は多いです。
地域型在宅センターとボランティアとの密着も大きいです。
keizouさんが書かれていたなかにもありますが、「民生委員・地区社協・NPO・ボランティア団体などとの連携による見守り」体制はしっかりしていると思います。
この方々が地域ケア会議に参加できれば困難事例の解決の一端を担うことでしょう。
ここに基幹型在宅介護支援センターが中心的役割を担えばもっとすばらしい市となれるのになと思うばかりです。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

如庵 - 2003/06/26(Thu) 23:23

それにつけてもお金は欲しいです!

 居宅介護支援の報酬の正当な評価とともに、在宅介護支援センターの本来果たすべき責務に基づく仕事の正当な評価がどの当たりになるのか、そしてその相関関係はたいへん重要です。
 今後、一定の要件を満たしたケアマネが在介の一部の業務を付加価値として報酬に加算されれば、アウトリーチが制度的に裏付けられた形となりますので、「発見する福祉」の機能が格段に強化されることは疑いないと考えます。
 「初期加算」を算定すべきという考え方も、基本的にはこの延長線上にあるとも言えるでしょう。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

クロッカス 投稿日:2003/06/27(Fri) 06:20

如庵さんの意見に共感いたします。
最近になって現在の加算、減算のありかたに疑問が強くなった私です。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

如庵 - 2003/06/27(Fri) 07:43

ご注目いただき、かたじけない!
 質の悪いケアマネを淘汰するなら政策的にもまずはそちらが先でしょうね。

「倉廩実ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る(管子)」

よろしければこのページもご覧ください。

http://homepage2.nifty.com/gioan-awk/houshuu~seimei.htm

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

masa - 2003/06/27(Fri) 09:40

如庵さんの主張は本当にうなずけますね。ケアマネジメントの正しい評価とそれに対する報酬算定のあり方の視点がないと本当の意味での質の高いケアマネジャーは育ちにくいです。
さて過去ログの「在宅介護支援センターの役割を問う(問題提起)」の中で紹介していますが、国の考えの中には「介護保険でケアマネが増え、居宅介護支援事業所が各地に出来る段階で、国は在支はもう役目を終えいらないという方針だったが、地域ケア会議の機能と、基幹型、地域型に分ける事による地域のケアマネジメントリーダーの機能を与える事により存在に理解を示した」という側面があったことも重要な視点と思えます。実際には在支を無くすことは法律の改正が必要であり、官僚レベルではどうにもならないことなんでしょうが、在支不要論を唱える人たちが一部には残っているし、それが一般財源化という方向にも現れているのかな、と勘ぐっています。どちらにしても、地域のセーフティネットとして存在感がなければ指示されません。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

keizou- 2003/06/29(Sun) 02:05

地域ケア会議で、「処遇困難事例対応に係る懸案事項」という文書が出され説明されました。

「4 在宅介護支援センター機能の強化

@ 居宅介護支援事業者(ケァマネジャー)との兼務による在宅介護支援センター機能の強化対策
・ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討」

 ただし、4の「ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討」については、委員(私)から異論が出されました。
 そもそも居宅介護支援費の設定が、在宅介護支援センターの相談員を兼務することを基準として算定された経緯があります。今回の介護報酬改訂で一定の増額をしたとはいえ、大幅な事務的作業量の課題が課せられているの中で、その作業増を踏まえれば基本的には改訂前と比べて大幅に増額されたとはいえません。
 ですから、「ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限を検討」するのならば、在宅介護支援センターへの国庫負担以上の財政的援助も必要です。現に、進んだ市区町村では、ケアマネジャー兼務職員のケアプラン作成件数の制限をするかわりに、地域型在宅介護支援センター補助金を出していたりします。そうした援助もなしに、ケアプラン作成件数の制限といっても机上の空論となりますと指摘しました。地域ケア会議委員長の長寿支援センター課長さんも、うなずいていらっしゃいましたから、併せて検討してくださると期待します。

 以上の書き込みに対して、二上さんより、

>地域型在宅介護支援センター補助金を…

 美味しいところだけつまみ食いです。
高岡市(富山市も)のコーディネーター制度は、在宅介護支援センターが本来内包している地域活動に、独立した予算をつけたものと理解しています。

との投稿がありました。このことについて、意見を述べようと思います。

 私の意見は単に一事業所として採算が取れるかとかいう狭い議論をしているのではありません。もちろん、そのことはそれで大切ですし、明らかにしていかなければなりません。

 しかし、もっと考えてほしいのは、国が介護にはお金を出すが福祉(社会的弱者、困難に陥っている人々への取り組み)にはお金を出さないで済まそうとする姿勢です。
※詳しくは「11.介護はビジネスで?福祉はボランティアで?1999/11/8」
http://www.sala.or.jp/~keizou/bizinesu/bizinesu.htm
の中の「(2)社会的条件は公的援助の対象外なのか? 」を 参照にしてください。

 そもそも介護保険制度とは、保険料を納めた人が、要支援以上の認定を受けた場合、要介護度に応じて決められた範囲で保険が給付される。利用する際は利用料も必要というように、決められたルールにのった場合に使える限定的な保障です。限定的な保障だけで国民の生活が守れるはずがありません。福祉の措置を含む保険外の高齢者福祉施策と、介護保険が車の両輪にそろってこそ、社会保障の安全運転ができるのではないでしょうか。
※詳しくは、「はじめに〜老人福祉法と市区町村の高齢者福祉への責務 」
http://www.sala.or.jp/~keizou/hazime/hazime.htm
をごらんください。

 在宅介護支援センターは老人福祉法に定められた高齢者の総合相談機能です。介護保険だけでは解決できない多数の困難な事例を解決に結びつける機能を本来持っています。その機能を果たすようにさせていくことが大切です。こうした機能は、公のお金=税金で運営するのは当たり前であり、市区町村だけでなく国も負担していくのも、当たり前ではないでしょうか?

 そして、基幹型だけでは地域に根を張ることができません。そこに地域型在宅介護支援センターの必然性があるのです。基幹型、地域型在宅介護支援センターの連携を中心に、地域でのセフティーネットの構築に進んでいる自治体も、現に、少なからずあるのです。その中で地域型在宅介護支援センターが重要な機能を果たしている現実もあるのです。地域の高齢者・要介護者のセフティーネットの構築が検討されなくてはいけません。二上さんが投稿した高岡市(富山市)のコーディネーター制度は注目に値すべきものと思います。

 さらに、在宅介護支援センター兼務以外の居宅介護支援事業所についても、基幹型、地域型の在宅介護支援センターと連携して動けるようにするし、なんらかの財政的援助も必要ではないでしょうか?
 ただ、難しいのは居宅介護支援事業所は、本来営業本位にできる枠組みですから、すべての居宅介護支援事業所が財政的援助にふさわしい活動がされるかはわかりません。独立・中立型のみなさんのような高いモラルと姿勢があるとは限らないのです。また、独立・中立型だといっても、時間の経過の中で本来の趣旨とはずれたものも出る可能性はあります。
そこで地域でのセフティーネットの構築への寄与と実践、それに対する妥当な財政援助というのは、なかなか難しいものだと思います。今後の検討の課題になるのではないかと思います。

ただし、ここで問題なのは、少なからずの在宅介護支援センター兼居宅介護支援事業所が自らの法人の営業行為を優先し、きちんとした在宅介護支援センターとしての機能を果たしていない姿勢です。こうした姿勢がそのままならば、いくら補助金を増やしてもだめです。ここについては、もっともっと多くの世論の関心のもと注視されていくべきでしょう。ここ一二年が、地域型在宅介護支援センターの活動が問われる時期になっていると思います。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

上 浩 - 2003/06/29(Sun) 05:36

>在宅介護支援センターは老人福祉法に定められた高齢者の総合相談機能です。介護保険だけでは解決できない多数の困難な事例を解決に結びつける機能を本来持っています。その機能を果たすようにさせていくことが大切です。こうした機能は、公のお金=税金で運営するのは当たり前であり、市区町村だけでなく国も負担していくのも、当たり前ではないでしょうか?

先日主幹と話した時に、国の予算補助を受けることが出来る事業を検討しておられるような事を言っておられました。
この辺については、丹波ささやまkaigo さんからコメントいただけると思いますが、私は近日中に、新事業の取組状況に関して(私自身の問題もあるのですが)市内の施設長(事務長)を訪問しようと思っています。
せっかくの新事業ですので、単に「在宅介護支援センターへの予算の上乗せ」に終わって欲しくないと思っています。

また再度主幹から意見交換を求められていますので(今度は何が出てくるのだろう・・・)
「ここで問題なのは、少なからずの在宅介護支援センター兼居宅介護支援事業所が自らの法人の営業行為を優先し、きちんとした在宅介護支援センターとしての機能を果たしていない姿勢です。」
に関しても、確認しておく必要性を感じています。

一市民として、事業者の姿勢も問いたいと思います。

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

keizou- 2003/06/29(Sun) 07:06

>せっかくの新事業ですので、単に「在宅介護支援センターへの予算の上乗せ」に終わって欲しくないと思っています。

>「ここで問題なのは、少なからずの在宅介護支援センター兼居宅介護支援事業所が自らの法人の営業行為を優先し、きちんとした在宅介護支援センターとしての機能を果たしていない姿勢です。」
に関しても、確認しておく必要性を感じています。
一市民として、事業者の姿勢も問いたいと思います

→まったくもってごもっとも。在宅介護支援センターの看板を掲げているから、在宅介護支援センターになっているとは限らないのです。在宅介護支援センターの機能を果たしていて、はじめて在宅介護支援センターになるのです。
 そうした機能、業務の実態をつくっていってこそ、在宅介護支援センターなのです。

 「介護保険だけでは解決できない多数の困難な事例を解決に結びつける機能を先駆的に果たすこと」が、在宅介護支援センターが自己の存在根拠を如実に示す実証なのです。「在宅介護支援センターがあって、基幹型や、行政、地域の諸機関と連携して、安心して高齢者が暮らせる地域を作っていく取り組みの中心になるべきと考えています。

そうした思想が広まっていくように、私も頑張りたいです

Re: 地域ケア会議はどうあるべきか

如庵 - 2003/06/29(Sun) 22:49

keizouさんの議論の中で、

> 独立・中立型だといっても、時間の経過の中で本来の趣旨とはずれたものも出る可能性はあります。

> 在宅介護支援センターの看板を掲げているから、在宅介護支援センターになっているとは限らないのです。

は、現実の社会の中では大きな課題なのかも知れませんね。それ次第で「笑顔を取り戻す人」と「泣き寝入りする人」との差が大きく出てしまうような気がします。政策当局は高齢者福祉のシステム運用自体を問い直す必要があるでしょう。

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