特別養護老人ホーム 緑風園
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ケアカンファレンスへの本人参加について

投稿者masa 2002/05/28 (火) 14:11

介護保険施設におけるケアカンファレンスの、本人参加について、是非皆様の意見をお聞かせください。
 本人参加については、どのテキストを見ても参加が望ましいとされ、介護サービス計画は本人及び家族の希望を勘案するもので、要介護者の自立支援を目的であることに鑑みて主体的に参加することが望ましい、と述べられています。
 しかし私自身は、この本人の希望を会議参加で確認するという方法は必ずしも本人の希望を正しく引き出す方法とはいえないのではと疑問をもっています。特にデリケートな内容、例えば羞恥心へのケア(排泄行為はほぼ自立であるが、失禁が時々あり清潔への援助が必要である。しかし本人は失禁をしたことを隠したい気持ちを持っているetc)を話し合う場合、本人が参加していることで核心に迫る話題展開とならないことが多くあります。また、生活場面でいろいろな希望を引き出せる利用者でも、いざ会議の場では発言がない、ということは多いと思います。
 我々は日常生活の中で、介護の現場で、お年寄りと常日頃ふれあって、コミュニケーションを交わしているわけで、また専門技術として、利用者の代弁者となるべきアボドケーションの責務もあるわけです。ケアカンファレンスに参加する、ケア担当職員は、日常の中から、あるいはそのカンファレンスに備えた情報収集・アセスメントの中から、本人の希望を引き出し、それをもとにプラン作成し、作成結果について同意を得る、そういう方法で良いのではないかと思うのですが。この本人参加についての是非や、良い方法などがありました、どのようなご意見でも結構なのですがお聞かせいただけないでしょうか。

本人がきついんじゃないですか

BOB  2002/05/28 (火) 20:49

私は否定的な意見を持っています。

だって、利用者さんにとってはまるで尋問されているような状況の中におかれるんじゃないでしょうか。そうした環境の中でご自分の意見をきっちりと全て言える方は少ないと考えます。であれば、事前に担当職員がテーマに合う様な情報・希望を収集しておきカンファレンスの臨むのがベターなのかと思うのです。勿論そんな心配が一切無いような利用者さんがいれば参加していただいてもいいのかもしれませんがこのような利用者さんはやはり少ないでしょうね。
そうした意味の中で考えると私もmasaさんと同意見なのですが・・・

だって、利用者さんにとってはまるで尋問されているような状況の中におかれるんじゃないでしょうか。そうした環境の中でご自分の意見をきっちりと全て言える方は少ないと考えます。であれば、事前に担当職員がテーマに合う様な情報・希望を収集しておきカンファレンスの臨むのがベターなのかと思うのです。勿論そんな心配が一切無いような利用者さんがいれば参加していただいてもいいのかもしれませんがこのような利用者さんはやはり少ないでしょうね。
そうした意味の中で考えると私もmasaさんと同意見なのですが・・・

やってました☆参加賛成に一票

JINUSEAN  2002/05/29 (水) 10:00

特養相談員だった頃にやってましたけれど、結構良かったです。本人参加は意思決定能力があり,参加希望のある人のみ参加(2割くらい)、意思決定能力がない場合は家族に声をかけました(参加率5割)。当初は危惧ばかりしていましたけれど、ほとんど杞憂でした。良かった点。
1) 職員の「思いこみ」が訂正できた(「代弁」しているつもりでも本人の希望と結構違う場合があった)
2) 場をもうけることで言える利用者が結構いた(普段は遠慮してたんだけど…が引出せた)
3) 職員と利用者の間の信頼関係が高まった
悪かった点
1) 会議が長引く(終了間際に「思い」を言い始める方多し)
2) 表現方法に気を使う(「悪い」とばかりは言えませんが)
3) 「本人」と「家族」の意向を分けて考えていなかった(当時は)
ということで、私は本人参加賛成派です。

理想は「参加」?現実は「Case by case」?

Mr.M    2002/05/29 (水) 14:31

本人・家族参加の場合「議事進行」に一工夫必要でしょうね。
masaさんやBOBさんが指摘されている部分をどう濁すか?遠回しにするか(言い方は悪いですが)、分かりやすく説明するかが腕の見せ所になるのでしょう。
でも、現実はそうはいかないのかもしれません。
本人・家族参加が良い場合とそうでない場合「Case by case」だと思います。
で、こう言っている当施設は恥ずかしい話殆ど参加無しです。
カンファレンス前に「担当職員」が利用者・家族の要望の聞き取りをします。
施設サービス計画(1)の介護に関する要望とは別の物です。たとえば「買い物に行きたい」とか「自宅へ外泊したい」などです。
要望等あった場合は、それを援助目標に定め、担当が取ったアセスメント等を絡め援助内容へ繋げていく、というプラン立案の方法をとってます。
プランニングし本人さんへ説明します。御家族には毎月「当月の経過記録・翌月の計画・個人出納帳の各写し」をお送りします。
これら一連の中に、全く本人・家族の意向等入らないのが問題なのであって、要所要所に絡みがあれば良いんじゃないかなってもお思います。

自分が利用者さんの立場だったら・・・

Boo  2002/05/29 (水) 17:01

ちょっと考えちゃいます。
ケアカンファレンスの考え方にもよりますが、結構医療モデルの形で利用者さんのできないところとか、不自由している所などをバシバシ指摘してるとこあるんじゃないでしょうか?確かに自分のことではあるけれども、その場にいたたまれないような、そんな気持ちになりそうな気がします。本人に対するニーズの把握やそれについての対応は、家族や本人と共通認識をもちたいという気持ちが強くありますが、ケアカンファレンスの場でなければできないということでもないような気がします。
masaさんが述べているように、私たちは日々の生活の中で利用者さんや家族と関わっているわけで、職員サイドがきちんとその声を聞き、対応に反映させることができれば、あえて同席を求める必要はないように思いますが、いかがでしょう?

私の施設の話しですが

K.S  2002/05/29 (水) 18:25

某特養の介護職員です。私にとって大変興味ある話題なので参加させていただきます。私の施設では、利用者は施設長の方針で原則参加です。(意思疎通できない人は除きます)ですから「参加したくない」人も担当職員ができるだけ主旨を説明して?参加してもらっていますが、本当に意見を行ってくれる人は少ないです。それからやっぱり本人の前で話せない内容が多くて、私としては何のための話し合い?という思いをもつこともあります。もちろん参加していただいて、よい意見を聞ければそれにこしたことはないのですが、普段私がきずかなかった利用者の真の気持ちを会議で聞けたという経験は私はあまりありません。むしろ、人間って、自分の希望をうまく表現できなかったり、本当の気持ちでないことを表現したりすることってあると思うんです。なぜなら、私がいつもお世話している、○さんについては私は誰よりも知っているつもりで、こんなこといっているけど、本当は違うわよね、と感ずる場面に良く出くわします。でも会議で「そんなことないでしょ」って言うと、発言の邪魔をしてるみたいだし、他の職種の方からは誤解を受けることもあります。
本当にその方との普段のふれあいの中から感じ取れる(本音)について詳しく話し合って、本人を傷つけずに分析するのは、本人さんがいない場所でのほうが良い場合は多いと思います。本人参加が絶対ダメというんではなく、私のところのように施設長が参加をさせなさいって決めて行うということだけはすごくおかしいと思います。それから本人参加の方が良いということは常識と思っていたところ、このようないろいろな意見を聞けて大変勉強になりました。どちらのご意見の方々も本当に真剣に取り組んでいる様子が感じられ、とってもうれしい気持ちです。うちの施設長になって欲しいくらいです。

皆さん大変参考になりました。感謝いたします

masa  2002/05/30 (木) 12:20

皆さんの真摯なご発言、大変ありがたく思います。

利用者参加については、ケースによっていろいろ考え方が違うかもしれませんね。
JINUSEANさんの、利用者参加の意義、メリットについても経験則に基づいた大変真剣でわかりやすい説明で参考にしたいと思います。
今回このような問いかけをしたのは、参加が、いいとか悪いとかの問題より、利用者参加が必ずしも利用者の意思確認の方法としいてベストであるとは考えられなかったからで、デメリットが全く語られない風潮がおかしく思ったからで、逆にいえば、利用者参加を必ずしているからいいプランが立てられるような論調がある傾向に異議を唱えたい気持ち、と現場の皆さんに日常のお年寄りとの接触の中に相手の求めているものを探る想像力を持って介護にあたってほしいという(当施設職員に対してもです。)気持ちからであります。ケアプランは立てるだけじゃなく、同意を得る、ということが求められているし、最も大切な部分として、モニタリングをする。ということが重要です。その一連の作業の中で利用者の皆様の本当の希望の表出を促し、それにたいするケアの品質管理をする、「ケアプランの広場」の松本さんがホームページで述べている、バイスティックの7原則などの基礎理論をもう一度現場で当てはめて考える。「温故知新」によりケアプラン作成の一連の流れの見直しをしようと思っているところです。

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