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利用者のために出来ること。

投稿者チャルメラ 投稿日2004/06/30(Wed) 11:06

実務経験はなく、研修という形です。
でも、実際は不安で、皆様にお伺いしたいことがあり、思い切って書き込みしてみました。

利用者のためにケアプランを立てる。
実際、研修で色々やりましたが、これが本当に利用者のための
ものなのか、どうなのかわかりません。

食事をきちんと取りたい、気分転換をしたい、清潔でありたい、
などなどニーズは利用者それぞれで異なりますが、
でも、それが利用者のレベル向上につながるのか自信がありません。事業所間の儲けや色々なお願いごとや、そんな状態で真に利用者の観点に立ったプラン作成を立てる自信がないです。

何がだめで何がいいのか。

どういう視点で、プランを立てれば利用者のためになるのか。

介護保険・・・。難しいです。

最近、事業所に行政の方の訪問があり、影から見ていました。

時間が長いのでは?本当に必要ですか?
いろいろな枠の中で、皆さんはどのようにプランニングしているのですか?

Re: 利用者のために出来ること。

masa - 2004/06/30(Wed) 14:56

(レスその1)
2
つの側面からレスをつけます。

まず利用者のため、ということについてですが、利用者のためとは何ぞや、という命題があります。つまりそれは利用者や家族の言葉に出る『希望』とは必ずしも一致するものではないということです。利用者のためということは、少なくとも介護サービスを利用するなどの結果において、より生活の質が向上することだと思います。より人間らしい、幸せ感をもてる生活ができることだろうと思います。その中に『自立的生活』というものも含まれてくるんでしょう。

しかし利用者や家族の希望がそのことに繋がらない場合があります。それはしかしある意味で当然のことであり、利用者や家族は介護サービスを使う立場であっても、福祉や介護サービスの専門家ではないのです。加えて、それらに関する情報量も専門家たるケアマネージャーなどに比べて、圧倒的に少ないのです。

ですから、それを使うことがどのような効果に結びつくかとか、どのような事業があり、その中でも事業所ごとにどのような特色を持ってサービスにあたっているのかとか、あるいはそのサービスを使うことによりどのようなメリットがあるのか、そうしたことの判断は常に正しくできるとは限らないのは当然なんです。

そのことの理解をもっていなければなりません。それをケアマネジャーがどのように利用者や家族に指し示して、単なる希望ではなく、本来のニーズの考察に繋げていくのかというところが専門職としての技術なのだろうと考えます。
そして当然ながら、介護支援専門員などの援助者は、専門性の高い知識と技術などの学習により、鋭い洞察力を養うことが重要と考えられ、実務に換算された前職が何であろうとケアマネジメントに係る以上、基礎知識としてバイスティックの7原則などのケースワークの基礎知識は持っていなければならないと思います。

しかしそれ以上に重要なことは、相手の立場になって注意深く配慮する態度なんです。例えば、初めての相談を受けた時に、その相手がどんな気持ちで相談してきたかということを思いやることです。そこが全てのスタートです。そういう受容的態度で接することにより利用者本人や家族(介護者)が、「この人ならば信頼できる」「この人ならば親身になって悩みを聴いてくれる」「この人ならば何とかしてくれる」などと思ってくれれば、何でも話してくれることになり、しかも利用者本人や家族(介護者)の立場になって考えながら、高い専門性の中での洞察力、判断力があれば、潜在的ニーズ(隠されたニーズ)は、自然と明らかになることが多いということになるのではないでしょうか。そのときに本当の意味で利用者のための目標とかサービス利用の方法とかが見えてくるのではないかと考えます。11夕にできることではありませんが、そのことを念頭において業務に携わっていくことが我々が与えられた責任であり、立場なのではないかと思います。

Re: 利用者のために出来ること。

masa - 2004/06/30(Wed) 15:15

レスその2
もうひとつの側面です。

>事業所間の儲けや色々なお願いごとや、そんな状態で真に利用者の観点に立ったプラン作成を立てる自信がないです.

本来、弱肉強食の競争原理が中心となる営利目的の市場原理と福祉の理念は一致しません。これが様々なひずみを生み、ケアマネがその被害を直接こうむり悩み、ストレスをためることが多いですね。

しかし営利企業が運営主体となりうる本制度における事業ですが、それが人間の生活に直接関連し、プライベートの領域に係る以上、営利が目的でありそのためには何でも許される、というものではないと思います。

ですからこの制度の理念にも、利用者本位、ということが掲げられているのだろうと考えます。そしてそれを具現化する中心的役割を担っているのがケアマネージャーという職種であり、このことの本旨をケアマネ自身が見失わないことです。

本来それが正常に発揮されるためには、全てのケアマネが独立した立場で、きちんと身分保障、所得保障がされなければならないんですが、現実にはそうもいかない所に様々な問題やケアマネの皆さんのストレスが存在します。

このことは確かに事実であり否定できませんし、そんな状況の中で事業所の儲け主義に埋没せざるを得ないケアマネの存在があることは大変残念な問題ですが、しかし制度は完璧ではなくとも、目指す理念は高いところにあることをケアマネという専門職の立場で誇りに思いながら、今できることを、少しでも利用者の立場で考えるということで乗り切っていって欲しいと思います。

そのためには休息も必要ですし、相談相手も必要と思います。是非頑張って、その先には利用者の笑顔があるということを喜びにしていただきたいと思います。観念的な部分が多い後半部のレスになってしまったことを少し反省しています。もう少し整理がついたら新たにレスします。

他の方も是非、ご意見、アドバイスをお願いします。

Re: 利用者のために出来ること。

チャルメラ - 2004/06/30(Wed) 15:48

masaさん、ありがとうございました。
不安ばかり大きくなって、本当に自分に出来るのだろうかとか
利用者が自分のプランで、どうなっていくのかとか、考えすぎて、とてもナーバスになっていました。
でも、masaさんの言葉でとてもとても希望が出てきました。

利用者や利用者の家族が笑顔でありがとうと言ってもらえるプランを作っていきたいです。だから、一生懸命に頑張ろうと思いました。本当にありがとうございました。

Re: 利用者のために出来ること。

NA6 - 2004/06/30(Wed) 21:15

masaさんのご意見で少し気が楽になられたとのことで、良かったですね。
案ずるよりうむが易しということもあります。
利用者さんの為にどうあるべきかという事に対し、真摯に向き合われていけば、おのずと助言をもらえる機会にも恵まれるものと思います。
悩み、つまずき、ふと振り返り、時にはへこんでみたり、一緒になって笑ってみたりしながら、ぼちぼちやっていきましょう!

Re: 利用者のために出来ること。

RIN- 2004/06/30(Wed) 21:48

masaさんの言葉がグッときました。
ご無沙汰しています。私は実際にケアマネの仕事をして1年未満の者です。最近、本気でやめたいと思います。
それでも自分がとどまっていられるのは「また来てね」と言って私の訪問を歓迎してくれる方もごく少数ではありますが
確かに存在している。その言葉だけが今の私の支えです。

利用者の皆さんのために出来ることと力まず、とりあえず今の自分にできることをコツコツして行こうと思っています。
チャルメラさん、頑張るのも腹八分で共に頑張りましょう

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