特別養護老人ホーム 緑風園
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音楽療法について

投稿者komugi 投稿日:2003/09/30(Tue) 20:49

PAXMANさん、いつも貴重な情報ありがとうございます。
ところで、PAXMANさんは、このアドレスからすると音楽家なのでしょうか?とすれば、音楽療法などはくわしいのではないかと感じ入りますが、どのような所感を持っておられるか教えて頂けないでしょうか?

Re: 音楽療法について

masa - 2003/10/01(Wed) 07:04

PAXMANさんのお答えの前に私の取り組みと考えも紹介しておきます。当施設でも「療育音楽」を取り入れていますが、一番の効果は「心が動けば体も動く」ということであろう思います。それと同時に利用者の普段とは違った反応によって様々な利用者の可能性を職員が理解できることであろうと思います。

ただこれらの療法は普段の生活ケアの延長にあるべきもので療法だけ充実しているということはあり得ないわけで、生活の中に療法の意味が生かされ、療法の中に生活が含まれていることが重要と思います。このあたりは過去ログの「回想法について」の中の<役場大渕PTさん>のレスも是非参照してください。

Re: 音楽療法について

PAXMAN - 2003/10/01(Wed) 15:49

komugiさん初めまして。音楽家なんて言われるて赤面しております。へたの横好きと行った程度ですが、このHNから音楽をしていると気付かれるとは、もしかして同じ楽器を演奏してるかもしれませんね。

さて「音楽療法」ですが、私の中では比較的多数の方に効果の現れるリハプログラムの1つといった感じです。○○療法・○○セラピーといったものは合う合わないが重要で、興味がない方には苦痛でしかないと考えるからです。そういった意味で音楽は嫌いな方が少ないため、取り入れやすいという面はあると思います。それでも私のように楽器を演奏するのは好きだけど、歌うのは苦手という人もいます。「音楽療法でみんな元気」なんていう新聞記事には懐疑的です。

Re: 音楽療法について

komugi - 2003/10/01(Wed) 22:00

masaさん、paxmanさんありがとうございます。
私は、masaさんが書かれている『一番の効果は「心が動けば体も動く」ということであろう思います。それと同時に利用者の普段とは違った反応によって様々な利用者の可能性を職員が理解できることであろうと思います。

ただこれらの療法は普段の生活ケアの延長にあるべきもので療法だけ充実しているということはあり得ないわけで、生活の中に療法の意味が生かされ、療法の中に生活が含まれていることが重要と思います。』

このメッセージに感動しました。
paxmanさんは、音楽の嫌いな方や苦手な方には向かないとおもっておられるのでしょうか?
この辺りが気になりました。
好き嫌いに関係なく、自分の感性を音によって表現できる楽しさや音のリズムによって体を動かす楽しさを知るなかで、意外と自分で気づかない発見があるのが生活の中へ生かされる。うまく言えないのですが、そんな気がしました。
私は、ハーモニカしか吹けませんが演奏を聞くのは好きです。
演奏する方は、どんな気持ちで演奏しておられるのかなってよく思います。
素敵な奏者は心もきれいなのだろうなって、いつも音色に感動するのですが。
すばらしい楽器でなくても手作りの楽器でも楽しめますよね。
音楽の嫌いな人っているのかな?なんて思うのですが。
自然の音色がすべて音楽で、生活の中には欠かせない物かななんて、わからないまま、masaさんの持論を聞いて感じました。
paxmanさん、失礼なことを申してすみません。
すこし、わからなかったのですみません。
paxmanさんの施設では、どのような形で音楽療法をやっておられるのか教えて頂けないでしょうか?
また、違った面で勉強になるかと思いますのですみません。

Re: 音楽療法について

masa - 2003/10/02(Thu) 08:47

たぶん私の理解ではPAXMAN さんの言われている意味は、様々な『療法』もそれ自体のみですべて効果があるということではなく、あくまで主体は参加する個人であり、そのぞれの主体性(表現されない隠された主体性も含めて)を理解して、それを尊重して実施することが重要であり、施設側の『良かれ』という思い込みや、押し付けになってはいけない、それぞれの個性やニーズにあった働きかけが重要である、ということではないかと思います。そして私もそのことは本当に大切なことであろうと思っています。(PAXMAN さん、間違っていたらごめんなさい)

Re: 音楽療法について

PAXMAN -2003/10/04(Sat) 19:15

以前は比較的要介護度が低かった為(措置時代)それこそオルガン、縦笛、アコーディオン、木琴鉄琴、太鼓、カスタネット等出来るものを使い、演奏していました。地域の音楽会に参加させてもらい拍手をもらうと皆さん大変嬉しそうで、職員もやりがいを感じておりました。徐々に元気な方が減り、オルガンを担当してた方が太鼓に移るなどしていき、現在ご利用者が担当するのは太鼓(大中小ありますが)のみとなってきました。しかしそれでも麻痺のない手で一生懸命たたかれるご利用者には感心されてばかりいます。
ただ良いことばかりではありません。演奏をする為にはあまりでたらめでもいけませんので、太鼓といえどリズムを合わせるとかが必要になります。きちんとたたけない方(痴呆の方が多いのですが)に対し、出来る方から非難が出てきました。また、楽器は苦手だが歌いたいという方も多く、音楽療法クラブはカラオケ部と太鼓演奏部、痴呆の方専用の本当に療法的な限定された活動と細分化されていきます。

私は、この痴呆の専用の音楽療法(一般に音楽療法言われているのはきっとこの取り組みだと思いますが)のみが、音楽療法であるというのは違うという立場です。施設の中に色々な音があって好きなものに参加できる。痴呆の方だけではなくそうじゃない方も歌を歌ったり聞いたりするのは楽しい事じゃないですか。音楽を心から嫌いという方はほとんどいらしゃいません。きっとなにか感じることがあると考えておりますので、
>自分の感性を音によって表現できる楽しさや音のリズムによって体を動かす楽しさを知るなかで、意外と自分で気づかない発見があるのが生活の中へ生かされる。
というkomugiさんの意見には大賛成です。

最初、komugiさんの意図する音楽療法は限定的な(痴呆の方のみに対する)音楽療法ととらえて回答させて頂いたため、誤解があったようです。限定的な音楽療法が効果がないとは思いませんが、当施設で招聘した音楽療法インストラクチャーが童謡を中心にプログラムしたところ、「わしゃこんな子どもの歌は好かん」といって参加されなくなった方がおられ、施設ではちょっとしたトラブルになった経験があります。どうもそのトラウマがあるようです。

話が飛びますが、施設の玄関に主に見栄えを良くするためちょっと大きめの熱帯魚用水槽を設置したところ、痴呆で暴言等があった方がその前ではおだやかに過ごされ、餌をあげる役割をお願いしたところ暴言等が改善された事例があります。後からアクアリウムセラピーというモノがあるという事を知り、職員同士でなんでも療法になるんだネーと話したことを記憶しています。

あえて療法とは言わなくても、ご利用者の琴線に触れるモノがある施設にしたいと思っています。

Re: 音楽療法について

komugi - 2003/10/04(Sat) 22:15

paxmanさん、施設での音楽療法の取り組みをお教え頂きありがとうございます。
ひとつ、質問してもいいでしょうか?
痴呆の方の限定的な音楽療法というのがよくわかりません。
私が今までの経験のなかで触れ合った痴呆の方は、例えばある楽器を手に取った時に、自由に音を奏でてイメージを話してもらったり、他の方が奏でる音も一緒に楽しむ。一人一人の感性をみんなで雰囲気を共有していくのです。また、自分の気持ちを楽器の音に表現する。
いろんな楽器にふれながらそれぞれに思い思いの気持ちを音で表現することはへたも上手もなく、不思議とすてきな個性的な表現ができる。
そして、そこに何ともいえない満足感が生まれる。
また、ある時は、バルーンなどを使ってボールの動きやバルーンの波立つ芸術感覚を見て楽しんだり、痴呆があってもなくても共に楽しめる。体も楽しんで動かせる。

私は、音楽療法はこのように一定に形づくられたものでない。痴呆もそうでない人達も区別せず楽しむものだと思ってきたのですが、今の職場での音楽療法をみて疑問が湧いてきて仕方なかったのです。
みんなで一同にフロアーに集合して(寝たきりの人は除いて全員集合)のピアノの演奏にあわせてのごく一部の人だけの楽器の演奏と殆どが傍観者・・・。いっそう、ユニットごとに音楽療法をしたらいいのではないのだろうかと考えるのですが、私ごときの意見は聞いてはもらえません。
そこで、音楽に精通しておられると感じたので、是非お聞きしたかったのです。
何度もしつこく質問してお許し下さい。

Re: 音楽療法について

PAXMAN - 2003/10/07(Tue) 12:15

komugiさんのお考えはまったくその通りだと思います。
>音楽療法はこのように一定に形づくられたものでない。痴呆もそうでない人達も区別せず楽しむものだと思ってきた

私の中でもそれが音楽の楽しみ方だと思いますが、ゆえにわざわざ
「療法」と言わない方が良いのではと思います。きっとkomugiさんの施設でも勘違いされている職員さんがいるように思います。

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