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介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
投稿者:ドロマイト 投稿日:2004/03/14(Sun) 20:51
施設で計画担当介護支援専門員をすることになる者です。タイトルの件について自分は困難なことであろうと考えていますが実際にサービス計画を立てていらっしゃる方たちに以下の点を伺いたいのです。
「居宅サービス計画書作成の手引き」に書かれている通り行うことは可能か
その条件は
介護報酬減で人員増が見込めず、SS含めて60人定員の施設において10時30分から16時の間は介護職員が6人でサービス提供する(看護職など含め所謂常勤換算では3対1を満たす)こととなった。
老朽化が進んでいる設立から15年の建物で大部分が4人部屋。しかも一般浴1つと特浴2機で中間浴なし。特浴対象者が45人。
経官栄養を行っている方が15人。また、重度の痴呆の方が定員の3/4。
おおよそこのような状況では理想と現実のサービスの間にかなりの開きがあります。利用者主体のサービスを提供するには環境が全く整っていません。そしてこれからも整うことはありません。そんな状態で理想の計画を立てても実行できませんし、かといって現実的に提供しうるものは最低限のサービスで、個別援助には程遠いものとなってしまいます。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
Mr.M - 2004/03/14(Sun)
22:18
理想を追い求めすぎるとドツボにはまる、現状に甘んじてるとマンネリズムにはまりこむ。QOLの向上とはすぐそこにあると思います。
経管栄養の方に関しては、「誤嚥性肺炎を予防すること」や「経口摂取すること(食べたい)」は歴としたQOLであるし、試みとしては当然行われていること試みられることだと思います。「摂取時好きな音楽を流す」これも歴としたQOLですし・・・。15年の歴史をお持ちであれば、質が落ち続けていることもあるわけではないし、自信を持って地道にやられて良いのではないですか。無理をするよりも今できること、それが先決かと思います。
ハード・ソフトのシステム的な問題もあろうかと思いますが、一つ一つクリアできることからクリアすることで、利用者QOLは高まるのだろうと思います。
派手に目立つよりコツコツやってる方がかっこいい場合だってありますよ。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
masa - 2004/03/14(Sun)
22:25
まずドロマイトさんの現行の考え方自体がネガティブであることが問題ではないでしょうか?ポジティブプランとは何も教科書の指導の通りに計画することを言うんではありません。
利用者のできない点に目を向けるのではなく、こういうケアサービスを結びつけることによって利用者のこういう可能性を引き出すことができ、生活の中でこういう事ができる可能性がでてきます、という視点を持ちなさいという意味なんじゃあないでしょうか。それも特に難しい問題をクリアしたり、身体機能が良くなる事のみを示したものではありません。
痴呆の方でも、出来ない点より、出来る可能性に視点を向けようというもので、これは10年以上前からポジティブプランなんていう言葉のない頃から我々は現場でやってきています。
そうでないと、痴呆の方や、重度の身体障害のある方のQOLなんて考えられないんではないでしょうか。その根底には、人は「生きている」そのことのみで素晴らしい存在なんだという理解がないといけないと思います。生命の荘厳さを理解しつつ、生きているその人に向けて我々は何をするのかという事が大事で、例えば、重度痴呆でいつも無表情の方でも、こうした働きかけで一瞬でも「笑顔」を見せてくれるんであれば、その瞬間を少しでも長く提供できる働きかけを考える、これもポジティブプランではないでしょうか。
なにも機能を良くすることがポジティブプランではないのです。人が人らしく、その人の個性を生かした生活を発揮できるお手伝いをする方法がポジティブプランの基本と思います。
Mr.Mさんが言われるように、そうした日々の積み重ねこそがポジティブなんだと思います。どのような方にもかならず何らかの可能性があって、それに目を向けることです。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
ドロマイト - 2004/03/15(Mon)
21:20
私はつい先日介護支援専門員の番号をいただいたばかりで、その実務研修では居宅における方法は学んだのですが施設における方法については教えてはくれませんでした。居宅での方法をそのまま流用できるのであればいいのですが、勤め先の施設では未だに措置の考え方から脱却できずにいます。介護職員は施設の契約書や重要事項説明書はもちろん、所謂基準などは分かろうともせず、無関心で、その反面、自分たちの業務を楽にすることばかり考えています。私は平職員なのですが、上司ですらこの有様なのです。私は職員のみんなに考え方を転換していただこうと思ってポジティヴに頑張っているのですが、あれもできない、これもできないと現場の職員から言われると、「〜の必要性がある。」として課題を設定して基準ぎりぎりのサービスしか提供できなくなるのです。私がネガティヴなのではなく、現場の職員がそうなのです。上司は世の中の流れを理解しようともせずに措置の時代と同様の考えと手法でもって業務をこなすだけです。また、職場では初めて専任の計画担当介護支援専門員になる予定ですが、その位置づけが納得できません。せめて生活相談員と同等の地位であればいいのですが、そうではなく主任、副主任介護員の下のただの介護員と同等の地位です。皆様の施設では専任の計画担当介護支援専門員はどの地位にあるのでしょうか。サービス提供責任者と同等以上であればいいのでしょうが、ぺーぺーでは縦社会のルールに従っていくと大変に遠回りとなってしまいます。なんか愚痴になってきましたのでここらへんで。皆様の忌憚無きご意見お待ちしています。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
Mr.M - 2004/03/15(Mon)
22:54
う〜ん・・介護職員も看護職員も生活相談員も介護支援専門員も同じライン上にいるのが普通と思っていた私が変なのか・・。チームアプローチが実践できない環境って考えにくいんですが、未だに実際そういう施設があるんですね。
ドロマイトさんに無理強いできないでしょうし・・。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
cmtunetyan - 2004/03/15(Mon)
23:59
ドロマイトさんがおっしゃられた介護支援専門員の地位という考え方について、私はどちらかというとMrさんのお考えに共感します。
私は、施設にあっても在宅にあっても介護員さんであれヘルパーさんであっても職種に上下関係はないと思ってきました。
それぞれの目で見える判断を共有していいものを作り上げていくべきだと思っています。
ただ、職場のなかにあって、経験のなかから組織の指導者的な流れはあるかとは思いますが・・・。
施設にあっても在宅にあってもサービス計画書というものは介護支援専門員のみの意見で立てるものではないと思ってきました。
原案は立ててもあらゆる職種の意見や本人・家族の意見があって必要な計画書ができるものかなと思っているのですが・・・。
だからこそ、皆さん対等な立場という考え方なんですが・・・。
ドロマイトさんが、今、発言権がないと苦しんでおられる悔しいお気持ちもよくわかります。
しかし、地位に関係なくいいと思われる意見は遠慮なく言っていくべきだと思います。
チームアプローチは不可欠なものです。
介護員さんの中にも同じお気持ちの方もいらっしゃることでしょう。
一人では無理でも仲間を増やして上司の方に理解して頂けるといいでしょうね。
でも、ここに集っておられる皆様のようなすばらしい施設も多々ありますことを励みにどうか頑張って下さいね。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
hamanasu - 2004/03/16(Tue)
06:25
『私はその悩みよくわかる』と言いたい!
そう言ってしまうことは決してよいことではないのですが。
masaさんの施設のように個室もあれば二人部屋も多い施設や新型ユニットの施設もあれば、一方では旧態依然として4人部屋の多い施設もまだまだありますよね。ハード面は古いけど、ソフト面も古いのです。
特に職員の意識が個別ケアに向いていないのが実情です。
施設長もです。いろいろな研修会に行ってはギャップを感じて帰って来ています。
ケアマネだけでケアプランを作るのではないという考えではおりますが、他の職員も一緒にポジティブの意味を考えなくては同じラインでできないのも本当ですよね。
確かに今までだって個別処遇計画というのがあって、その中でその人らしい生活を追い求めてきたはずなのですが。
参考にならないかもしれませんが、具体的には基本介護サービス(食事や排泄などADLに関するサービス)を整理してみる。その上でケアプラン(ポジティブ)を考えてみてはいかがでしょうか。
たぶん、ドロマイトさんの施設はこの基本介護サービスに終始している部分が多いのではないでしょうか。
経管栄養の方が15名とは驚きですね。その対応だけでも時間が費やされて大変でしょう!個別ケアどころではないよ!と
寮母さんたちの声が聞こえてきそうですね。
特浴の45名も多いですよね。入浴設備の関係もあるのかな?
一般浴が銭湯タイプであれば片麻痺の方は移せると思いますが、そういう考えが介護主任やスタッフにあるかどうかですよね。ポジティブ以前の施設の基本サービスの問題のような気がします。
研修会に職員は出ていないのかなー?
施設長に改善の考えはないのでしょうか?
基本サービスの部分が改善されると職員にも余裕が生まれると思いますが。
身体拘束などはどんな実情ですか?
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
masa - 2004/03/16(Tue)
09:48
ケアマネの位置付けはMr.M さんのいうとおりですね。ただこれは施設のトップに立つものが明確な意識を持っていないと現場の当事者だけに自らの位置付けを確立せよといわれても混乱するばかりですしそれは極めて困難です。専任者を置く意味を施設長や管理職の皆さんが勉強して明確にしてもっと他の職員にも明示してほしいと思います。そうでないとドロマイトさん自身が一人で悩むことになります。
その中でできることですが、大変ご苦労されると思いますが、まずアセスメントをしっかり行う技術と知識を身につけて、ケアマネが行なうアセスメント情報が、個別サービスを導く上でいかに重要となるかを示すことが大事です。ケアカンファレンスの運営や、それに伴う事前資料の作成と各職種への衆知はその具体的方法となりますので、ここをしっかりやることです。
またポジティブプランの具体的作成例を極めて単純に明示するとしたら例えば
「下肢麻痺があって自力歩行ができず移乗や移動に援助を要し、活動参加の援助がないと身体機能機能減退の恐れがある」というふうに見るのではなく
「下肢麻痺で自力歩行ができず活動参加には移乗、移動行為に援助が必要であるが、適切な参加援助を行うことで日課活動が継続でき他者との交流機会を持つことができ心身活性化が図れ、生活の中で機能活用と維持が図れる」
「尿意が不充分でトイレで排泄援助を行うが失禁が多くオムツを併用する必要がある」というのではなく
「尿意が不充分で失禁があるためオムツを併用しているが、トイレでの排泄は可能であり、適切な失禁アセスメントを行い誘導することにより失禁せずトイレで排泄でき、オムツを外せる可能性がある」
というふうにでき得る可能性の方に重点をおいた計画が必要ということであろうと思います。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
ドロマイト - 2004/03/16(Tue)
10:17
自分の組織の愚痴は言いたくないのですが、荘長は異業種からの天下りで全く制度のことを理解していません。自分で本を読めば分かる程度の事でも平然と質問してきますが、どうやらすぐに忘れてしまうらしく、何度も聞かれてこっちが疲れてきます。理事さんたちは数字がすべて。誰も利用者主体のサービスを構築しようとはいたしません。また、職員は外部研修にちょくちょく行きますが、それを伝達して採り入れる仕組みが無いので全体に広まりません。私はチームアプローチの考え方を推進していくつもりですが、「ここは縦社会だから」と否定され続けています。まさに旧態依然の典型なのであります。本当は利用者主体のサービス提供のための理念があって、そのために何をなすべきか、その理念にそぐわないものは極力排除していく姿勢が不可欠なのに、先立つ理念なんて皆無です。あるとすれば赤字・黒字などの数字のみです。人件費は総支出の65パーセントを超えるらしいです。非常勤職員の割合は60パーセント。しかも非常勤同士の夜勤は組ませないとの方針です。そして身体拘束についてはお察しの通りトップの決断と責任を取る姿勢が全く無いので現場としては進めたいのですが何よりも安全第一と考えているようです。また、見守りの職員など配置できませんし、例えば15人の経管栄養の方それぞれにいつも付きっ切りなんて状況は現実的に不可能。よく、「抜いたら入れればいい」との意見がありますが、本人はとても苦しい思いをしながら挿入されているのですよ。まあ、その代わりに拘束するのがいいかというと決してそうではありません。現実的には医療の後ろ盾が全く無い法人なので協力病院が「また抜かれたんですか!」と怒るんですね。そんなこといわれても抜いたのはある意味自己決定です。それは尊重されないなんて不思議でしょ?と言いたくなります。はっきり言って介護保険制度になってからは状況が悪化しています。お金が全てですから介護老人「福祉」施設なんて名称はやめたらいかがですかね。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
小型指導員 - 2004/03/16(Tue) 11:55
旧態依然のハード面を持つ施設に勤め、尚且つ措置制度から併せて17年もこの業界にドップリ浸かっている者としてひとこと...
できることから着実にやっていきましょう。例えばいきなり「ポジティブなケアプラン」にこだわらず、まず「無駄な介護をなくす」という視点で始めてみてはどうでしょうか。
他の方のレスで身体拘束という言葉が出ましたが、当園も最近まで「安全重視」で、やたらにベッド4点柵を乱用していました。まず一人ずつをよく振り返り、全く必要のない4点柵をズルズルと見直しもせずに続けていなかったか検証しました。その結果、4点柵はほとんどなくなりました。これもひとつの「ポジティブケアプラン」だと思います。
とは言え、職員間の引継ぎで「Aさんの4点柵は、身体拘束にあたるので中止しました」と今朝の朝礼でも伝達されており、がっかりしました(拘束だからじゃない。不要だからだよ!)。意識改革には時間がかかりますが、「今のやり方が当たり前」という心理をむしろ有効に利用して、ひとつずつじっくり取り組んで行きましょう、お互いに!
あともうひとつは、家族を味方につけちゃいましょう。信頼関係を築いて、どんどん要望を言ってもらえる雰囲気を作りましょう。頭の堅い(古い?)経営陣には、リスクマネジメントという視点で攻めたほうが効果的かもしれませんよ。怖いのは事故よりも、家族の信頼関係を損なうことですよ、とね。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
ドロマイト - 2004/03/16(Tue)
17:16
そうですね。小型指導員様はじめ皆様の仰るとおり小さなことからコツコツとやって行きたいと思います。現場の介護職たちは外を見る機会がほとんどないため、自分のことで精一杯。そして私が外から情報を持ち帰り広めようとしても聞く耳もたず。自分がサービス提供者であるという自覚が現場の介護職には欠けているのです。情報の非対称性という問題でもあります。こちらとしては情報を共有したいので貪欲に収集し自分の頭で処理した上で伝えようとしておりますが、遮断されてしまうのです。だから一気に事を進めるのではなくて仲間作りの輪を広げていければなあと考えるようになってきました。しかし、ご家族との関係構築にはまた別の問題が控えているのです。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
ムーちゃん@指導監査担当 - 2004/03/16(Tue) 21:49
小型指導員さんの
>拘束だからじゃない。不要だからだよ!
これが、なかなか解っていただけないんですぅーー。
先日指導に入った某施設で「身体拘束廃止委員会」の記録が未整備である、との指摘をしたら「身体拘束を全て廃止いたしました」と報告が来ました。い、いや・・・そうじゃなくて・・・いや、悪いことじゃないんですが・・・
手段を目的化してしまう典型的な例ですね。
ドロマイトさんには、皆様から非常に示唆に富んだレスがつけられております。ケアマネ1年生、困難な状況はお察ししますが、地道に一つづつ。期待しております。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
hama - 2004/03/18(Thu)
22:14
@ドロマイトさん、1年で旅に出るなんて無理ですよー!
そんなに簡単にいきませんよ。業務の標準化もケアの標準化も実際に介護しているスタッフ自らが意識を持って取り組まなければ、なかなか進まないと思います。
1年と言わず、何年間じっくりやってほしいですね。
利用者のために。
私も今年は仕切り直しの心境で(辞めよう、辞めようと思っていたけど)、まだまだできることがある、ひとつずつと思い直してやろうと思っています。
ネガティブからポジティブへ変えていくのも難しいです。これでいいのかなと迷ってばかり。家族が読んでも、利用者が読んでも理解できるような言葉で表現することの難しいこと! ケアマネ専門研修では利用者の言葉を素直にそのまま
表すと悩まなくていい等と言われましたが、単純にそのままということではありませんから、今までネガティブプランに浸かってきた者には大変です。
masaさんのようになかなかうまくいきません。自分も変わらなくてはいけないという問題もありますね。
どうか施設の改善にどっぷり浸かって、頑張りましょう!
決して自分の施設だけとは思わないで下さいね。
まだまだ同じような施設があって、まだまだ頑張っている方もいるのだと、自分を励ましていきましょう!!
Aここにレスされる方で施設ケアマネさんはどれぐらいいらっしゃるのでしょうか?
古い施設で、いわゆるグループケア(ユニット的)に進めている方はどのように行っているのか、お教え下さい。
職員配置のことも含めてお教え下さい。
Re:
介護老人福祉施設のポジティヴケアプラン
masa - 2004/03/19(Fri)
09:20
この掲示板参加者には施設の関係者の方も数はわからないけどたくさんおられます。その中で先進的に既存施設でユニットケアに取り組んでおられる方もいます。私のところも昨年から取り組んでいますが、重要なのは形を小グループに分けてユニット化することが目的ではなく、それぞれの個別のニーズに合ったケアの提供体制を考える中の方法論にユニット化があるということで、ケアの提供体制が一律ではなく、施設の中でも多様に展開され、利用者が選択できる体制にある。ということだと思います。そして小グループを決まった担当職員でケアにあたることで、より細かな気づきが生れるし、時間をかけた手厚いケアができることも事実です。また施設内で各ユニット毎に自主性を持たせることで、職員の意識にも刺激があり、より高いレベルのサービスを提供する動機付けにもなります。(ただユニット間の競争意識が激しすぎると「施設内民族主義」が生れ必要な協力が取れなくなっては本末転倒なので、ソーシャルワーカーとか主任ケアワーカーは、このあたりの調整というか、コントロールは必要になるかもしれません。)
私の施設ではケアのユニット化にあたり、夜勤や遅出などの勤務時間もユニット毎に個別に設定しました。またユニットに所属しないユーティリティの職員の配置など職員増も同時に行いました。そしてケアの実践にはケアワーカーにかなり自主性を持たせると同時に、入浴検討、行事検討、排泄検討など各専門委員会もケアワーカー中心に運営し、試行錯誤しながら取り組んでいます。
介護療養型医療施設のポジティブプラン
投稿者:そらお 投稿日:2004/04/09(Fri) 00:07
長期介護療養型病棟(60床)に勤務しております。とても稚拙な質問なのですが、よろしくおねがいします。
現在、入所者は介護度4〜5の方ばかりで、その1/3は経管栄養であり、体動、意志表示もほとんどないという状態です。
その様の方へのケアプランなのですが精神面でのニーズを把握するのがとても難しく、こちらの憶測でしか書くことができません。(意思表示ができなくて不安だろうな、とか、活気のない生活だと思っているんだろうなとか・・・)
短期目標なども、表情の変化がでる、精神的に安定した入院生活が送れる、などとてもあいまいで、患者様本位のプランがなかなかかけません。
もちろん、評価も憶測の部分が多くなってしまいます。
この様な、内容の本は、みあたらずとても悩んでいます。
精神面は、あげなくてもよいというわけには、いきませんよね。
皆様のところでは、どのようにされていますか?
Re:
介護療養型医療施設のポジティブプラン
兼任CM - 2004/04/09(Fri)
08:57
利用者ご自身の意思を,ご自身から直接把握できないケースはたくさんあります。
このようなときに家族による利用者自身の意思表示の「代行」「代理」という方法もあります。若いころはどのように考えられていたか,どのようなことを望んでいたか,ということを確認することもできますし,ご家族としてはどのようにして欲しいか,という確認もケアプランに反映させていくことができるかと思います。
Re:
介護療養型医療施設のポジティブプラン
masa - 2004/04/09(Fri) 09:32
憶測という言葉を使っておられますが、これを想像という言葉と置き換えて見ましょう。
実は介護者には想像力と創造力が最も必要とされているセンスなんです。たしかに科学的根拠があるケアの方法論が必要とされる部分もあるんですか、ひとりひとりの違った人格を持つ「人」に対する何らかの援助活動を行なうとき、想像力を働かせないと相手の気持ちは理解できないし、創造力がないと、より必要とされているケアには繋がっていかないんです。
利用者の気持ちを想像しながら援助目標を立てる、ということは実は重要な要素と思います。
また
>精神面は、あげなくてもよいというわけには、いきませんよね
それをあげなくてはならない、と考えるよりも、自分で離床できず、発語もなく、意思疎通もままならない方々にどのようなケアが必要かを考えたとき、ベッド上での身体的アプローチにとどまらず、様々な試みが考えられ、その試みの中から、それらの方々のわずかな表情の動きとか、感情の変化を感じられ、そういう状況から当然精神面へのケアの必要性に行き着く、ということではないでしょうか。
ベッド上の生活が1日の大半を占めているような現状を「状態から考えて仕方ない」と考えるんではなく、ベッド以外の生活場所を作り出して、少しでも活動参加する中で他者との関りが持てる生活を実際にケアの現場の中で作り出していくことによって、その評価は憶測でなく事実となっていくのであろうと思います。
実際、医療機関から特養に入所された方々が一番それまでの生活と違うのは、ベッド上以外で過ごす時間が大きく増えることのように感じています。
ケアプランは書式がそろっていれば良いというものでなく、実践の指標ですから、そらおさんの創造力を大いに発揮して、このあたりもポイントとして考えてはいかがでしょう
Re:
介護療養型医療施設のポジティブプラン
Mr.M - 2004/04/09(Fri)
09:51
「〜したい」がトラウマとなって「ニーズ」=「〜したい」から脱せない話を現任研修(専門)等でも問われたことがありました。
本来、「利用者の施設サービス計画」であるべきなんですが、利用者の立場に立った「支援者のエッセンスを加味した支援者の援助計画」であっても良いのではないかと思います。ですのでニーズが「〜したい」に成らなくとも、「〜危険性がある」等でも人・時によっては可ではないかと思います。
Re:
介護療養型医療施設のポジティブプラン
そらお - 2004/04/09(Fri)
21:40
皆様、お返事ありがとうございます。大変感謝しております。
患者様の生活が少しでも活気ずき、少しでも意志表示につながればという思いで、経管栄養時の離床、リハビリ、音楽療法等も、おこなっています。
患者様にとって、良いことだろうな、こうなってくれたらいいな、と言う想像と、期待をこめてプランをたてるのですが、実際のところそのような状態で、5〜6年と長期間入院されている方がほとんどで、状態が悪くなることはあっても、良くなるということは、ほとんどありません。
このようなじょういたいで、プランを立てることに、むなしさを感じてしまっているのかもしれません。
評価でも、明らかな結果が得られなかった場合、想像(もちろん、家族の意見もとりいれるとしても) で評価してしまっても良いものでしょうか?
長期入院となるので、プランを見直しても、いつも同じような評価、プランになってしまうのです。
施設でのポジティヴプラン導入について
投稿者:まる 投稿日:2004/11/29(Mon) 21:12
現在、老人保健施設に勤務しておりますが、当施設においてもポジティヴプランを導入すべく、スタッフ間で勉強中であります。
そこでお尋ねしたいのですが、現在、出版されているポジティヴプランの手引きの本をみると、すべてにおいて、ニーズの欄がポジティヴな内容となっており、今までのような○○のため、○○が出来ない・・・といった内容は記載されておりません。
医学的ニーズの高い方であっても、やはり、現在の流れからいうと、ポジティヴな内容で統一すべきなのでしょうか?
老人保健施設の方、老人福祉施設の方、みなさんの施設ではどのような対応をなさっていますか?
Re: 施設でのポジティヴプラン導入について
兼任CM - 2004/11/30(Tue) 08:39
ポジティブプランは単に表現の問題ではありません。「〜できない」を「〜したい」と表現すればすむものではありません。この辺については過去ログがあると思いますので,是非過去ログを参考にして,ポジティブプランには何が求められているのかを確認してください。
さて,「医学的ニーズの高い方であっても、やはり、現在の流れからいうと、ポジティヴな内容で統一すべきなのでしょうか?」というご質問についてですが,医学的ニーズが高い方であっても,その方が望む暮らし方というものがあるはずです。その暮らし方を獲得していくため,一方では病気と共存し,一方では病気と闘いながら,という生活を送っていくことと思えます。この「生活」のプロセスの中で,病気がありながらもかなえたい暮らし方,病気と望む暮らし方の共存の中で,何を今必要としているかを考えていくことがポジティブプランになります。
そうやって考えると「○○のため、○○が出来ない」から「○○できるようになりたい(したい)」という,できないことの裏返しがニーズであると捉えていてはいけないということになります。
このような発想と着眼点を持つことがポジティブプランを展開していく最も重要なポイントと考えています。
Re: 施設でのポジティヴプラン導入について
masa - 2004/11/30(Tue)
08:52
兼任CMさんが言われるとおりポジティブプランは表現をどうするという以前に、その方の持つ本来の希望や可能性に目を向けて具体的な方法を考えるという「視点の向け方」が」重要になってくると思います。特にアセスメントツールが導き出す「領域」が問題点の抽出という視点によりがちである点を修正する意味もあると思います。
そして表現をできるだけ可能性の部分に目を向け「〜できる」というふうに変えることで、現場の職員の意識自体も利用者の方の人間らしい暮らしとは何か、という部分に向けやすくなるという効果もあると思います。
〜できないから、その部分を援助する、という視点を進めて、〜できる可能性があるんだから、そうであるなら私たちが何のどのような部分に対し、どういう方法でお手伝いする必要があるのか、と考えることが大切なのではないでしょうか。
Re: 施設でのポジティヴプラン導入について
まる - 2004/11/30(Tue) 13:37
早速のアドバイス、ありがとうございます。
私自身、形式的なことにばかり目が行き、本質が十分、理解できていないようです。
過去ログも見せていただきました。
ICFの概念についてもっと勉強し、理解を深めていくことから再出発しようと思います。
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