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莫大な借金があるケースについて
投稿者:あゆみ 投稿日:2004/12/11(Sat) 13:30
現在、情報収集・思案中のケースですが、年金制度と福祉施策が絡み合っていて、知識が追いつかない状態です。
ご存知の部分があれば、ご教授いただけないでしょうか?
1号被保険者で、介護保険導入前より障害で訪問介護を受けており、訪問介護の減額の対象者です。
厚生年金受給者ですが、介護保険料は特別徴収で、年金より引かれていましたが、今月より普通徴収に変更になりました。年金の支給は続いています。
本人に確認したところ、厚生年金から、簡単に返済できないほどの金銭の貸付を受け続けていることが、特別徴収から普通徴収に変わった原因のようです。
理解能力が十分でなく、書面手続きにも援助が必要な方ですので、普通徴収では介護保険料の支払いが滞る可能性が大きく、万一給付制限を受けたら、まとめて介護保険料を全納するのは困難な経済状況ですし、サービスは不可欠ですので、来月より、毎月介護保険の納付の声かけと、納付状況の確認をすることになりました。
夫婦2人の年金の受給状況では、生活保護の最低生活費を超えているのですが、そこから借金の返済分を引けば最低生活費は下回ります。
1.個人の過去の借金の返済により、最低生活費が維持できない場合、生活保護の対象になりますでしょうか?
2.今後、厚生年金が差し止められたり、支給が減額される可能性はあるのでしょうか?
3.万一給付制限がかかった場合、訪問介護の減額についても、給付制限解除後償還されるのでしょうか?
家族の支援も不可能な状況ですので、後見人制度の利用の必要性も視野に入れながら、いろいろ模索中です。
アドバイスをよろしくお願いいたします。
Re: 莫大な借金があるケースについて
masa -
2004/12/11(Sat) 16:04
1.基本的には「生活保護費は借金返済に充てられない」事になっており、借金の返済により、最低生活費が維持できないからその部分を生活保護費で補う、ということも実質上は「保護費を借金返済に充当」と同じことになるため、このような保護支給は通常は難しいと思います。
「借金の返済により、最低生活費が維持できない場合」は、まず破産宣告の対象にならないかを考え、宣告を行って借金返済から免れてもなおかつ生活維持が難しい場合、保護申請になると思います。
破産宣告については「申立人の収入から最低限の生活費を引いた残りの額で、借金を3年以内に分割返済できなければ、支払い不能の状態と判断される」ですから本ケースはこれに該当する可能性が高いと思われます。
ただ生活保護に話を戻すと、破産宣告できないほどの低額な負債に対して生活保護費から負債を返済しているケースがあることは事実です。
しかし、これは生活保護費から負債を返済することを認めているわけではありません。保護の担当者は返済期間の延長や一時停止を交渉するよう指示することがあります。そういった措置がとれない場合、被保護者の責任の上で黙認せざるを得ないというのが実情です。
その場合でも、CWとしては生活保護費から負債の返済を認めたわけではなく、あくまでも被保護者が生活保護費(生活扶助)を負債の返済に流用しているという認識であって、最低生活費を保証していないわけでもなければ、CWとして指導をしなくてよいというわけにはならないと考えます。
2.実際、生活維持に必要な唯一の年金を差し止める事が出来るかはわかりませんが、方法としてはあり得ます。(しかしこれは破産宣告を先に行うのが通常でしょう)
3.滞納に対する給付制限は流れとして、@支払方法の変更(償還払い)→A保険給付の一時差止→B滞納保険料の控除→C自己負担分が通常の1割から3割に引き上げられ高額サービス費の支給が受けられなくなる、というふうになり、これは罰則ですから負担した分を給付制限が解除後返還するという事ではないと思います。
Re: 莫大な借金があるケースについて
あゆみ - 2004/12/11(Sat) 17:19
3.について、補足させていただきます。償還払いになった時点で、毎月のサービス費の支払いが困難になることが予想されます。この償還払いの期間中の訪問介護減額分はどうなるのでしょうか?
破産宣告ですが、本ケースの場合、実は持ち家と山・・という資産がありますので、これを手放してさらに、どうしようもない場合・・になるように思います。
現状の把握は更に詳しく行う予定ですが、どこまでがケアマネの仕事の範疇なのか・・?借金の具体的な状態把握や財産の処分の相談は、越権行為のように思いますし、正直なところ、知識の面でも対応しきれない部分があります。
4.本人・家族や子供が対応不可の場合、然るべき相談窓口につなぐとすれば、どこが良いと思われますでしょうか?
在宅介護支援センター・福祉事務所(高齢福祉)・社会貢献支援員・後見人制度・弁護士・生活保護課・・・以上は、現在私が考えているここかな?と思う順位の窓口ですが、皆様はどう思われますでしょうか?
Re: 莫大な借金があるケースについて
どるくす - 2004/12/11(Sat) 22:54
年金担保の貸付制度というのは、本当に困ったものです。
非合法のものは論外としても(犯罪ですから、それなりの対応が必要)、独立行政法人福祉医療機構が行う合法的な制度についても、生活保護関係者から批判が出ています。
ただ、「生活保護110番」http://www.seiho110.org/
の「社会保障激論掲示板」
http://cgi.din.or.jp/~oyama/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1336;id=
をご覧いただくとわかりますが、現に年金収入がない以上、何らかの対応はせざるを得ないのではないか、という考え方もありますので、一応、生活保護担当課にご相談いただく手はあると思います。
(住むための持ち家はともかく、「山」を資産としてどう評価するか、という問題もありますが。)
masaさんのご説明のとおり、生活保護の要否には借金返済額は考慮しないのが原則ですので、保護が認められたとしても、あくまで例外的な話ですが・・・
3については、
「保険料滞納者に対する保険給付の制限等に係るQ&Aについて」
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/faxinfo/tp0806-1.html
(問10)によると、「償還払い化」になっても、障害者減額の7%分がなくなるというわけではなさそうです。
Re: 莫大な借金があるケースについて
あゆみ - 2004/12/12(Sun) 00:13
ドルクス様、有難うございます。
ご提示いただいたサイト、閲覧させていただき、とても勉強になりました。今後も引き続き閲覧し、参考にさせていただきたいと思います。
3については、ご紹介いただいたサイトを拝見し、できるだけ償還払いにならないように、サービス事業所さん「とも協力して、毎月の納付の声かけと確認を行っていくつもりですが、その支払いのために、借金を増やすことがないように、利用者さんを見守っていきたいと思います。
万一、償還払いになった場合の訪問介護減額との兼ね合いについては、ご紹介いただいたサイトを拝見し、理解できました。具体的な手続きは自身で調べてみます。本当に有難うございました。
年金担保と生活保護についても大変参考になりました。
ケアマネが借金の用途を確認する権利があるのか、把握しておく義務があるのか・・もよくわかりません。
未確認ですが、ペースメーカー装着の身体障害者1級を取得しているため、生活福祉資金などの貸付を受けている可能性もありますし、民間企業からの借金はないのか?も心配ですが・・・(確認するのが恐いけど、近日中に聞いてみることにします。)
私の考えでは、個人の過去の借金を生活保護で補うことには疑問を感じています。その反面、実際生計が成り立たたず、今後更なる窮地に陥る可能性があるため、ケアマネとしてどう動いてよいのか模索中です。
生活保護110番及び、社会保障激論版を拝見し、ケアマネだけでは解決できそうにないけれど、このようなケースの相談窓口はどこなんだろう??と思うと頭が痛いです。
Re: 莫大な借金があるケースについて
masa - 2004/12/12(Sun)
11:16
相談窓口は本当に難しくなりますが、介護も含めた全体的問題とすれば在宅介護支援センターと地域ケア会議を活用する、法律相談部分では市町村当が実施している無料法律相談の活用が思い浮かびます。
少なくともケアマネが一人で問題を背負い込むのではなく地域的問題として行政の方々に協力していただく必要があると思います。
Re: 莫大な借金があるケースについて
雪林檎 - 2004/12/13(Mon) 09:01
余計なことですが、相談窓口で「顔」を知っている方(この人なら)という人に相談をまずしてくださいね。身近なケアマネや上司などにも。きっと、解決方法があるはず。
在介の私としては、いつでもお待ちしています。
たぶん、あゆみ様のところもそうであると思います。ケア会議の前にでも「この人なら」という方に相談してくださいね。
Re: 莫大な借金があるケースについて
あゆみ - 2004/12/14(Tue) 23:06
週明けよりいろいろ調べ、ご本人にもう少し詳しくお話を聞くことができました。積極的に話してこられたわけではありませんが、お話頂いた中からおおまかな状況を把握することができました。
皆様のアドバイスを参考に、要点を絞ってみたところ、頭を抱える状況もいくつかはっきりしました。
当面の目先の問題は、返済が、全額償還か半額償還か本人たちが理解していないこと。それによっては、早急に動きを開始する必要がありそうです。
また、借りた時期、使途についても、大まかにわかりました。例えですが、判断能力のない高齢者が口車に乗せられ、高価な布団や壷を買わされたのと同様の手口の可能性があるように思います。「物」ではないので、証拠をつかむこともできず、クーリングオフは難しいと思いますが・・・。(消費者センターの苦情事例なども調べて見ようと思います。)
ご本人が、まだことの大きさに気付いておらず、借金を周囲に知られることを拒否していますので(子供は借金の事実は知っているが、詳細には関与していない)常日頃、困難事例にご協力頂いている、在介の担当者さんに、利用者匿名で事例の相談をさせていただきました。
地域の在介の担当者さんのみならず、ネットを通じ、たくさんの方からアドバイスやご意見をいただけること、また、心暖まる支援と励ましをいただけることに感謝です。
本当に有難うございました。
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