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攻撃的な痴呆症状の利用者さん
投稿者:まこ 投稿日:2003/07/13(Sun)
15:33
デイケアに来られているアルツハイマー型痴呆およびパーキンソン病の方に、最近問題行動が多くて困っています。
問題行動というのは、
1.周りの人の気を引くため(?)、突然大きな音を立てたり、テーブルや平行棒を揺すったりする。
2.注意すると、やや暴力的な反応がある。
というものです。
大好きな将棋をしている間は、こういう行動はないのですが、集団でのリハビリや、作業療法が始まると途端に1のような行動が見られます。
他の利用者さんも怖がったり、逆に怒ったりする方もでてきています。今のところ利用者間で喧嘩になったりと言うことはないのですが、いつそのようなことがおきてもおかしくないような雰囲気です。スタッフが注意して、逆に蹴りを入れられたり、たたかれたりしたことは何度かあるようで。ただ、怪我につながるほどのことでもないようなのですが・・・・。
こういう方が、普通のデイケアに来られることが無理なのでしょうか?パーキンソン病による歩行障害があり、家族も本人もリハビリをしたい(本人は散歩に行きたいだけ)と言って来られているので、無下に断るのも申し訳ないような気がして・・・・。
痴呆対応の通所サービスに移ってもらうしかないのでしょうか?
半年ぐらい前から来られている方で、大分慣れてきておられるので、できたら続けさせてあげたいのですが・・・・。ここ最近急に問題行動がでてきて、主治医にも連絡しているのですが、なかなかうまくコントロールできないようです。ケアマネージャーさんも痴呆対応のところを考えているようではあるのですが・・・・。
何か良い解決策があれば教えてください。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
masa - 2003/07/13(Sun) 17:56
痴呆の方の問題行動は本当に解決困難な問題で、個別なケース一つ一つにそれぞれ違った答えを出さねばならないので大変ですね。
こういう方々に対し、専門医の処方とか医療的なアプローチで何か改善することを期待するのは難しいと思います。なぜなら痴呆の問題行動は関係障害として捉えて、解決の方法を考えることが重要だからです。
まずこの方の問題行動の発生する状況を精査して、原因、きっかけ要因を探ってみるアプローチが必要と思います。個別的対応の際はそうした行動が現れないのに、集団的プログラムの際にそういう行動が出る、ということは例えば、ルールが理解できない苛立ちが問題行動につながっている、とか、自分が何かをしたいのに順番が来なくて、それを待っていられないことが原因になっていたり、そういう原因を考えてアプローチすることが必要です。『きっかけ要因』の理解、次にその要因の除去、という対応です。その中で、一番まずい対応は、いかなる理由があっても『叱る、注意する』ということです。痴呆による問題行動は周囲からすれば理不尽で容認できない行動ですが、本人にとっては、人から注意されるような行動とは思っていないのです。ですからそれに注意をしても理解できないし、むしろ『怒られている』ということ自体はわかるので、理由もなく人から怒られている、と思うことで余計にストレスがたまり、問題行動の悪化につながる可能性が強いです。
痴呆老人のケアには『受容』が大切だとよく言いますが、これはその行為自体を良し、とするのではなく、問題行動があるAさんがいたとしたら、何故Aさんがその行動を取ろうとするのかを共感的に考えることなんです。その中でしか答えは見つかりません。そんな中、出来れば、集団的行動のプログラムに、その方のがかかわる時間を短くしたり、個別のプログラムを作ったりすることは可能ではないでしょうか。
痴呆専用のデイに行ったからといって必ず解決できる問題とは思えませんし、できれば現在の通所リハのなかで解決してあげたいですよね。決して普通の通所リハが無理とはいえないと思っています。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
クロッカス - 2003/07/13(Sun) 18:19
私も、何人かのアルツハイマーの方と関わりましたが、まず、いつも頭におくことは、その方の生活歴です。
例えば、学校の先生だった方などは、今も現役の教師のつもりが多いことがあります。
集団のなかで話し合いやゲーム・リハに参加していても、先生としての視線を受けとめられるときは、意気揚々としていますね。
注意する必要があれば、注意ではなく、どうすれば気分を切り換えて頂けるか考えて一緒に楽しく行動を共にできる雰囲気づくりへとすることでしょうか?
得意とする分野をしっかり把握して、それをうまく誘導するといつのまにか参加してもらえることも増えていくのではないでしょうか?
うまく説明できないのでごめんなさい。
半年も通ってきておられるのでしたら、慣れたところのほうがいいのではないのでしょうか?
先日、回想法の話題が出ていましたが、この方の昔のお話を現在におりまぜて聞いてあげると、何かが見つかるかもしれないですね。
先日も、訪問先の奥様が、ご主人が急に怒り出して暴力的になるとどうしていいかわからない。と言って、デイサービスへいっても皆さんに迷惑かけたらどうしょう。と悩んでおられました。
「大丈夫ですよ。ちゃんと対応は心がけてくれていますから・・・。」
と、話ながら、そうこうしている内に、ご主人が体育の先生だとわかって会話をし始めると、私はすっかり先生の会話に入りこみ本人があまりに楽しそうにして「愉快だった。それじゃまた・・気をつけて帰ってください。」「あんた、面白い人やなぁ」などといいながらいつまでも見送ってくれました。
後日、奥様から「有難うございました。主人にとっては、今も教師なんですね。」「認定が降りたら、是非、いいと思えるデイサービスがあればよろしくお願いします。」とお電話がありました。
ご利用者が混乱しても、それに振りまわされずに何事もないかのごとく気持ちをそらしてあげられる努力をしたいものですね。
これは、私自身もいつまでも課題として・・・。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
まこ - 2003/07/13(Sun) 20:37
そうなんですよね・・・・。
一対一で向き合って欲しい、自分のためにだけいて欲しい、ゲームをしていても自分が一番でないとダメなんです。
でもそれでは他の利用者さんに迷惑がかかりますよね。他の方たちだって我慢しているのに・・・・ということになりますよね。
結構体格のいい男の方なので、女の方はみんな怖がってしまって・・・・。
一寸、男気の強い方とは、けんかになってしまうし・・・・。
利用者さんの間での揉め事が一番困るのです。スタッフは痴呆の方だから・・・とそれなりに対応するよう努力はできるのですが、他の利用者さんには通じないことですから。
以前は歴史が好きで、自分が興味のないレクレーションだと、本を読んだりして穏やかに過ごしておられたのに、本当にここ最近のことなのです。スタッフもみんな面食らってしまって・・・・。
どこから解決の糸口が見えてくるかわかりませんが、しばらくはスタッフが一対一対応しながら、過去の生活歴などを聞き出しながら、がんばってみたいと思います。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
みんみん - 2003/07/13(Sun) 21:33
私もmasaさんや、クロッカスさんの意見に同感ですが、似たような事例を経験しているので、書き込みさせて頂きます。
この方は、パーキンソン病ということなのですが、以前、当施設にもこの方と同じような症状の方がおられました。
色々なことを試しても、ダメだったのですが、最終的に、パーキンの薬を減量することで暴言や暴行はなくなりました。パーキンの方にとって、薬を減らすということは、勇気のいることですが、最終手段として、選択肢に入れておいても良いと思います。あと、最近、薬を増量しなかったか、確認しておくと良いかもしれません。
それと、痴呆からこのような症状が出る方では、原因は便秘か脱水が多いですね。その辺も視野に入れておくとケアの方向性が見えてくるかもしれません。
一番大切なのは、masaさんも言われているとおり、問題行動に目を向けるのではなく、問題行動が起こる原因を突き止めることだと思います。
私自身も、つい、問題行動にばかり目が行ってしまうことがありますが、その背景にあるものを見逃さないよう、肝に銘じています。痴呆とかパーキンの方は、特にケアが難しいと感じますよね。頑張ってください。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
クロッカス - 2003/07/13(Sun) 22:57
確かにお薬や体調の変化、特に便秘や脱水というのは痴呆のある方の行動の変化は大きいものがあると感じています。
アルツハイマーの薬などでアリセプトの副作用などで、内服経過によっては、暴言や暴力行為が出ると聞いたこともあります。
この方がそうだといっているわけではありませんが、また、みんみんさんもおっしゃるようにパーキンソン症候群のある方は、薬の増減がかなり左右されやすく、専門医との連携がとても大切になってくるかと思います。
そして尚、みんみんさんやmasaさんがおっしゃるように、問題行動の背景にあるものを見逃さないことは本当に大事ですね。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
BOB - 2003/07/14(Mon) 01:15
きっと不安なんですね。
いわゆる不穏な状態と言うのでしょうか。
その証拠が、
>大好きな将棋をしている間は、こういう行動はないのですが、
という事なんじゃないでしょうか。
アリセプトの副作用については聞いたことがありますけどうちの利用者さんはそれ程強いものは出ていません。
そこで、どうして不穏になるのかを考えてみませんか?
その方は「何か」を何らかの行動の中で訴えているはずなのですがそれは見えませんでしょうか。
もしそのサインが何かの弾みで見えたならいい機会なんじゃないでしょうか。
今回のケースでは、特に私からは「寂しい」と言う部分が見え隠れしてるんですよ。それと「過去のライフスタイルと現状のギャップ」とでも言うのでしょうか。
どうしても遠い過去を引っ張る傾向があるこの症状は過去を紐解いていくと言うのも一案かもしれません。
うち(うちは特養なんですが)では入所の時に過去のご本人の簡単な歴史を聞かせていただきます。つまり、介護職員が利用者さんと少しでも会話が出来るようになんです。これは結構こうかあるんですよ。
攻撃的な行動の中にやさしい一面を見た事がありますので皆さんも試してみたらいいかもしれません。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
masa - 2003/07/14(Mon) 09:11
みんみんさんが指摘されるパーキンの薬の副作用を忘れていました。
こういう症状が急に現れた場合、そのことも考えられますね。
特に代表的な薬であるドパール、ドパストンの副作用としてはまず表れるのは、吐き気でしょうが、高齢者の場合は長期服薬により、「精神神経症状として興奮」が副作用として指摘されていますので、この辺はパーキンソン病の処方にあたっている医師に確認したほうが良いかもしれません。
それから他の利用者さんに理解を得るのは難しいでしょうから、まこさんが今頑張っておられる方法で、興奮しないようなメニューを全体の流れの中で考えていく、個別対応で解決の糸口を探る、という段階が必要なんでしょうね
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
白山 - 2003/07/18(Fri) 13:15
老人性の精神疾患というのは 暴言、暴力の他どのような物がありますか? 利用者さんで、噛み付いたりする方も見えます。主治医との服薬確認は必要ですよね?
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
masa - 2003/07/18(Fri) 15:56
精神疾患の症状としては、うつ、せん妄、暴力行為、徘徊、奇声など様々なものが考えられます。それが精神疾患としての症状なのか、服薬の副作用かについては主治医の判断が不可欠と思えます。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
白山 - 2003/07/18(Fri) 16:39
レスありがとうございます。 せん妄といのは具体的にはどのような
ことを指すのですか? また、妄想とせん妄の違いもお願いします。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
masa - 2003/07/18(Fri) 17:08
せん妄とはいわゆる意識障害のことであり、意識が混乱して、自分のいる場所や時間の感覚がなくなる見当識障害などを起こし、言動がおかしくなる症状を言います。夜間に増悪しやすく、幻覚や妄想、興奮して騒ぐなどの症状が表れ、周りを驚かせることも多いが、痴呆とは異なり、原因となる要因を取り除くと、元のレベルに戻ることが多いといわれています。
一方、妄想とは、内容的にあり得ないことを強い確信を持って信じていることをいいます。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
まこ - 2003/07/19(Sat) 21:18
一週間ぶりに来られたので、いろいろと過去の生活・仕事歴なども聞き出してみたのですが、取り立てて原因になりそうなことはありませんでした。
混乱したり・戸惑ったりするほど認知能力は落ちていないようなので、これも違うようです。
お薬も、以前とまったく同じで、パーキンソンの症状的には逆によくなってきており、動きもスムーズになっているように思います。
手持ち無沙汰になったとき、退屈してきたとき、つまらなく感じたときに大きな音を立てるようです。
また自分に不利な質問などをされたときも、答えたくないといわんばかりに大きな音を立てて手をたたいたりされて・・・・。
今日は、ちょっと目を放した隙に、平行棒を大きく揺らして大きな音をたて、女性の利用さん全員を怖がらせて萎縮させてしまい、男性利用さんからは「こっちに来る!な帰れ!」とまで言われていました。でも本人はヘラヘラ笑っているんですよね。男性に言われたときは睨み返していましたが、スタッフに止められ席に戻されました。
どう考えてもみんなの反応を楽しんでいるようにしか思えないのですが・・・・。
ちょっとしたいたずらならかわいいのですが、ここまでひどいと、やっぱりちょっとうちでは無理かな・・・としか言えません。
今日はスタッフの手が少ないときに1時間ぐらい横について話したりしていたのですが、その間に何回たたかれたか・・・・。行動抑制をしてはいけないとは思うのですが、集団で活動している以上、他の方に迷惑な行為は慎んでもらわないといけないので・・・・。
Re:
攻撃的な痴呆症状の利用者さん
しん - 2003/07/20(Sun) 19:23
パーキンソン病の薬の副作用で、性欲亢進する方や、興奮が強くなる方が、います。
薬の量が増えたからというよりも、これまで飲んできた薬の蓄積による副作用ではないでしょうか。
また、確かに痴呆の方の問題行動というのは、かまって欲しくて出てくることも多いですよね。
一日中つきっきりではいられないので、困ったことです。
精神科のお医者さんの話では、
情緒不安定を解消する薬はあっても、
問題行動そのものをなくす薬というのはないそうです。
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